【今回の記事】

   川遊びをしていた6歳男児が川に流され意識不明の重体   神奈川

川遊びの小2女児、溺れて死亡 松阪市


   夏休みが始まり、川遊びに興じる子どもたちも多いかと思う。しかし、そこには予想だにしない危険が潜んでいる。
   今回の事故では、親御さんが釣りをしていたり、バーベキューをしたりしていたようである。大人が自分のことに熱中していると、どうしても子供から目が離れがちになってしまう。すると、親の目から離れた子供は、冒険心により川に足を入れてしまうこともある。その時に、足が川の中のツルツルに濡れた石で滑っただけで、子供はひっくり返って川に落ちてしまう。子供が急に川に落ちるとびっくりして川の水を飲みそれだけで溺れてしまうことがある。また、とても浅い川だと思って子供を遊ばせていると、目に見えない深みにはまり溺れることもある。 上記の松阪市の事故はまさにそのことによる事故である。いずれにせよ、 川遊びをさせる場合には親が常に近くで子供を見守っているというのが原則である。
   たとえ親が常に子供の姿を見守っていた場合でも、急に溺れた子供を助けるのは容易ではない。助けに入った親が逆に溺れてしまうこともよく耳にする。上記の神奈川の事故でも同様のことが起きている。川遊びをさせる場合には、子供も親もライフジャケットを身に付けた上で遊ばせるなどの対策が必要である。
   もちろん、中高生位の上級生が一緒だからといって、子供たちだけで川遊びに行かせるのは論外である。
   自然は怖い。その怖さに耐えられるだけの対策をした上で自然と接する必要がある。