もしも我が子の不登校や発達障害について悩んでいる方がいたら、尾木ママの言うように、“一人で抱え込まない”ということは大切だと思います。
   しかし、そのつながり先を、“同じ悩みを持つ親の会を探して参加する”ことに頼ろうとすると、結構時間がかかる話になってしまうのではないでしょうか。また、苦しみは共有出来るとは思いますが、専門家でない人達の集まりから有効な手立てが集まる見込みも薄いような気がします。
   そこで私は、自分の身近な人に悩みを打ち明けながらも、ネットで「不登校」「解決策」等のキーワードを入力して検索し、そこから最も有効だと思われる方法を実践することをお勧めします。ネットは知識と方法の宝庫です。たくさんの専門家が解決策をネットにアップしています。検索の範囲も広まるので、ご自分が納得する方法を選ぶことができます。その中で、同じ悩みを持つ親御さんとつながりもできるかもしれません。

   ちなみに、問題を抱えて困っているお子さんほど神経が過敏になっているので、親御さんの“見て微笑む”支援が大切だと思います。子どもは、そのような安心できる環境におかれると、親に対する余計な反発をしなくなると同時に、自ら次のステップに移ろうとする場合も出てきます。
   また、学校や担任に不満がある場合は、校長に直訴することは、かえって火種を大きくしてしまうのでやめた方がいいです。学校の窓口は教頭なので、教頭宛に電話をして、穏やかな話し方でご自分の思いを伝えることが一番いいと思います。担任に言いづらい内容もうまく対応してくれるはずです。