前回に続き、ほめ方パート2です。
   今回は「子どもに自信をつけるほめ方」です。

   「縦断的評価」を紹介した前回の投稿。
どんな子どもでも伸ばすほめ方


「縦断的」とくれば次は…?「横断的評価」です。!
   「横断的評価」というのは、個人内評価の一つで、その子のいろいろな面(各教科の成果、性格、好きなもの、生活の様子、家での様子等々)をそれぞれ評価する考え方です。私は、これらの子どもの様々な側面の中から特に優れている面をほめると子どもに自信がつくと考えています。
   例えば、勉強はできないけど、友達にとても優しいという子どもがいた場合、私でしたら、「さすがは〇〇さん、優しいね!」とほめます。優しい子は他にも沢山いるとは思いますが、とにかくその子の中で特に優れているのが「優しさ」であることに間違いはありません。実際にこのようにほめ続けたところ、「ぼくのいいところはやさしいところ」と言って、いつも困っている子を助けてくれていた男の子がいました。「さすが!」と言われて嬉しくない人はいません。この支援は、子どもの自己肯定感の育成に効果的です。
   もちろん家庭の中でも  「さすがは〇〇、いつも宿題を自分からしているね!」「さすがは〇〇、いつもお手伝いをしっかりしてるね!」等ほめてあげれば、“自分ならではの良さ”として自信を持つことでしょう。