第33回日本受精着床学会に参加して | 札幌市 高度不妊治療 体外受精・顕微授精専門の病院 セントベビークリニックブログ

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こんにちは。
セントベビークリニック の胚培養士です。

11月26~27日の2日間、東京の江東区にあるTFTホールで開催された
日本受精着床学会にてポスター発表を行ってきました。

私のポスター発表内容は
『当院における未成熟卵体外培養とICSI後の培養成績』
です。

採卵では、年齢に関係なく未成熟卵(*)が回収されることがあります。
*未成熟卵:精子を受け入れる状態になっていない卵

一つでも多くの受精卵を得るため、
この未成熟卵を未成熟卵体外培養(IVM)によって成熟させた後に
顕微授精(ICSI)が行われています。

そこで当院でのIVM後のICSIにおいての培養成績について
成績検証を行いました。
結果は、成熟卵でICSIをするのと殆ど変わらない成績が得られ、
当院でのIVMは有用であることがわかりました。



発表内容が上手く伝わったのか不安でしたが
ポスター掲示後すぐに要旨(発表内容をまとめた紙)が
無くなっていたので、学会に参加された皆さまに興味を
もっていただけたのではないかと思っております。

誰かに自分たちのやっていることを伝える
ということは、とても勉強になりました。
自分たちの現状を見つめ直すだけでなく、
今後どうしていったらより良いのか考えるきっかけにもなりました。


また、他院さんの発表で非常に興味深い内容が
ありましたので、そちらもご紹介いたします。

エフ.クリニックさんの
【卵細胞質膜の伸張性が低い卵子に対するICSIの改良】
です。

ICSI施工時に卵細胞質膜がインジェクションピペットを
推し進める力だけで破れてしまう
伸張性の低い卵子は生存性が低いため、
どうすれば生存性を高めることができるのか?という内容でした。

当院のICSIにおいても伸張性の低い卵子が
見受けられることがあります。

通常のICSI(尖った針)とピエゾICSI(当院の方法)では
違いがあるかもしれませんが
高伸長部位を特定し、そこに精子を注入する
という「再穿刺法」
は非常に興味深い内容でした。

その他にも、学生時代の研究室の同輩と
胚培養業務における情報交換を行ったりととても充実した時間
を過ごすことができました。

今回の学会参加で学んだこと糧に、当院を受診される
患者さまのお力になれるよう今後も全力を挙げて勤めてまいります。


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