小学生の頃、

市立図書館の児童コーナーに

『魔王』という本が置いてありました。

 

なんかもう、

表紙からして怖い。

内容もめっちゃ怖い。

小学生男子にトラウマを与えるレベルで怖い。

以来、

私の中で「クマ」は恐怖の象徴であり続けています。

 

 

いわゆる「三毛別ヒグマ事件」を題材にした

ストーリーです。

開拓時代の北海道、

超大型のヒグマが、

ヒトの肉の味を覚えてしまい、

集落が壊滅状態に陥ります。

 

 

『魔王』は児童向けに脚色というか

フィクション化されているので、

よりノンフィクション的なものだと

『熊嵐』という小説があります。

 

こっちの恐怖感もヤベェ…

 

 

 

 

連日、ニュースでクマの話題が伝えられています。

で、クマの出現件数に比例するかの如く、

こんな記事もよく見かけます。

 

執拗なクレーム「かえってクマとの共存妨げる」 

 

 

人里に現れたクマを駆除してくれた

猟師さんや自治体に対し、

「クマを殺すなんてけしからん」と

クレーム電話等を入れる輩が一定数以上いると。

 

 

最初は、適当なフェイクニュースとあしらってましたが、

同種の記事が何度も何度も掲載されるので、

どうやら本当にそういう人たちが存在するらしいです。

 

 

どういう思考回路・想像力なんだろうと思います。

そんな方々に『熊嵐』を捧げます。

 

 

いや、そりゃあね、

『人間が山の自然体系を破壊したから

 山にクマのえさがなくなったんだ』とか

分からなくはないですが、

だからって、猟師さん・自治体を責めてどうするよ…