ULTRA RIDOLフェス | 不条理に抗う:女性アイドル最高評議会

不条理に抗う:女性アイドル最高評議会

不条理な経験について記します。その逆も書こうかな。
「アイドル最高評議会」とは「ジェダイ最高評議会」のパロディ。
記事を投稿するにあたっては時間をかけて推敲しています。しかし、まちがったこと、書き忘れたことをあとから思い出して加筆修正しています。

写真を撮り忘れてすみません。

 

会場は六本木ヒルズアリーナ特設ステージですが、12月29日9時45分六本木ヒルズけやき坂に集合。テレ朝の夏フェスなどでおなじみの集合場所です。タイムテーブルは以下のとおり、オープニングアクトを含めると、10時半から14時まででした。司会は兒玉遥です。出演はLapis、YUMEADO EUROPE、Secret School、カメレオンリパブリック、阿部菜々実、アルテミスの翼、Chu-Z、ベイビークレヨン、そしてAKB48です。

 

 

印象に残ったグループは、まず、Secret Schoolです。おそらくまんまK-POPをやっているのですが、ベタな日本のアイドル・グループと違うぶん、洗練されて目立って見えました。

次に、ベイビークレヨンです。詳細は忘れましたが、MCもなぜ自分がこのグループをセルフ・プロデュースしたいのかについて理路整然と語っていくので、印象に残りました。

あと、阿部菜々実。たしかこの年末で活動を休止するとは聞いていましたし、そのせいか彼女のときだけ最前を譲ってほしいというファンが二人いましたが、しかし、活動休止には言及せず、このあと最後のワンマンライヴがあることだけを観客に語っていました。

兒玉遥は以前指原莉乃に「天然だから(あるいは話すと周りが静まり返るから)、黙っていたほうがいい」と言われていましたが、しかし、HKT48を離れた今、こういう司会もできるのでしょう。まずまずの出来でしたが、各グループの出番に出てきて、数分話すだけなら、やはり台本は手にもたずに覚えなくてはなりません。兒玉さんが話すぶんを計算に入れていないので、時間が延びてしまいました。

 

AKB48の出演メンバーは千葉恵里、向井地美音、武藤十夢、山内瑞葵、大盛真歩、茂木忍、武藤小麟、平田侑希でした。おそらくキッズのダンス・コンテスト『U-NEXT Presents RIZIN KIDS DANCE GRANDPRIX 2022』の司会を武藤十夢・小麟が務めたことから、彼女たち中心のメンバーに決まったのでしょう。20分間の出番だったこともあって、冬の屋外でもメンバーはあまり寒さは感じなかったようです。

セットリストは、「フライングゲット」、「重力シンパシー」、「Show fight!」、「大声ダイヤモンド」「久しぶりのリップグロス」の五曲でした。MCを務めたのは基本的に向井地美音。

「Show fight!」のときに大盛さんは退場しました。

 

AKB48のファンにとっては、いわゆるコスパもタイパも悪いイヴェントでした。しかし、会場でキャメラは回っていましたが、今のところ、配信されるという告知は行われていません。劇場公演はすべて生配信とアーカイヴ配信が行われ、TIFや@JAMなどのアイドル・フェスてでのパフォーマンスも必ず配信されるものです。常にビジネスとしていわゆる収益化を計画された状況でしかAKB48はパフォーマンスをしません。ショッピング・モールの広場でなどパフォーマンスをしません。つまり、AKB48が配信されない条件で主力メンバーを含むパフォーマンスをすることはめったにありません。CDなどレコード(記録物)は何度でも聴ける、しかし、ライヴは一回きりの体験である、はずがAKB48の場合はそうではないわけです。もちろんライヴそのものとライヴの配信、記録物とは違う、とも言えますが、しかし、生粋のライヴ好きから見ると、それはビジネスパースンの見苦しい言い訳です。

やはりヴォーカルを聴くと、ハロー!プロジェクトとは比べ物にならないほどに非常に弱い生歌でしたが、しかし、配信されないかもしれない貴重なパフォーマンスであること、つまり一回きりの体験であること、それが私が今回このコスパもタイパも悪いイヴェントをわざわざ見に行った理由です。