12月4日武藤十夢プロデュース!サンジャポ×セーラーズコラボ企画Tシャツお渡し会 | 不条理に抗う:女性アイドル最高評議会

不条理に抗う:女性アイドル最高評議会

不条理な経験について記します。その逆も書こうかな。
「アイドル最高評議会」とは「ジェダイ最高評議会」のパロディ。
記事を投稿するにあたっては時間をかけて推敲しています。しかし、まちがったこと、書き忘れたことをあとから思い出して加筆修正しています。

12月4日にTBS THE MARKETで行われた武藤十夢プロデュース!サンジャポ×セーラーズコラボ企画Tシャツお渡し会に行ってきました。

 

会場は東京メトロ赤坂駅を降りてすぐ。赤坂BLITZに何度も行ったことのある私には、会場の見当はつきました。おそらくあの物販コーナーのことを指しているんだな、と。ライヴハウスとしては廃業後、展示場として使われている赤坂BLITZを含めて、もっと周辺の写真を撮っていればよかったですね。忘れてしまって、ごめんなさい。ちなみにこの近くにある(旧)赤坂BLITZは、『AKB48 13thシングル 選抜総選挙「神様に誓ってガチです」』、別名第1回AKB48選抜総選挙が行われた会場です。

 

私が初回の11:45~12:00までの時間でさっさと済ませた帰ったせいか、とにかく不愉快なことは何もなかったです。

インターネットで、具体的に言うと、12月1日正午からYahoo!のPASS MARKETで事前予約。夜まで満杯にならなかったので、クリック競争では参加の可否は決まりませんでした。余裕がありました。

ファンには中年もいるので、値段が高くても特典山盛りの「10枚買えば…」「5枚買えば…」という販売もしてほしいでしょうが、そういうのは一切なく、一人が一点を買うのみです。

待ち時間はほとんどなく11時45分寸前に整列。整列場所ももう地面に整理番号が打たれているので、どこに立ったらいいのかを迷うことはありませんでした。

 

そのあと、整理券のQRコードをチェックされたあと、店内に移動しても、客が立っているべき場所がすべてマーキングされています。

そして、まず、Tシャツの種類別、色別に分けられた6つの番号から自分の書いたい番号と希望サイズをカウンター内の店員に告げ、会計をします。横で番号とサイズを聞いた別の店員が段ボール箱から商品を取り出して、(二つ結びもしくは三つ編みの髪型をしていた)武藤十夢に渡します。支払いを済ませた客、ファンはカウンター内側の左側で待ってくれている十夢さんの前に進みます。30秒ぐらいかな、会話をして十夢さんからTシャツを受け取ります。はがし担当の店員、係員はいません。帰り際に店員が紙袋を渡してくれました。

 

 

記憶が定かではありませんが、検温、消毒もそれほどうるさくなかったはずです。48グループではおなじみの厳しいもち物検査もありませんでした。おそらくTBS THE MARKETの流儀でこの"接触"は行われました。

 

私が聞いたところによると、十夢さんは生誕を12月中に開催したいそうです。

 

さて、感じたことを述べます。

まず、TBS THE MARKETのこのこなれた"接触"の仕切りかたを見ていると、物が売れにくいこの世の中では、CDや写真集のみならず、Tシャツでさえも、"接触"なしでは、大量の在庫を抱えてしまう、採算が合わなくなるリスクがあるのだと実感しました。ディジタル化でCD、紙の写真集などフィジカルは消滅しても、アイドルは今度はペンライト、Tシャツなど物販、グッズ販売、マーチャンダイジングで"接触"を続けていかざるをえないのでしょう。

次に、48グループの"接触"の警護は明らかに過剰であると改めて思いました。 過剰警護は、ハロー!プロジェクトの歴史を振り返っても、思い出す特徴ですから、つまり大手の事務所、(元)国民的アイドルの宿命ですから、例の暴行事件だけを引きずっているわけでもないでしょう。もち物検査、身体検査を厳しく行われーー48グループにありがちーー、時には、列の渋滞を引き起こしている張本人でもないのに粗大ごみのようにはがされるーーハロー!プロジェクトにありがちーー。まともな常識のある人間には屈辱的なことが多い。アイドルたちの人権だけではなく、ファンの人権にも配慮してほしい。私はそう思ってきました。

ビジネスという点からも、過剰警護はあまりうまくありません。ファンの数がまだまだ多いこと、そして暴行事件を起こしたのがいわゆるいちげんさんであったことも影響していると思いますが、数か月前から予約を入れないと、"接触"ができないという48グループの現状は多くの人々にとって彼女たちを近寄りがたい存在にしています。

 

理想は気軽に飛び込み、即席でも、"接触"できることです。それでも、今回は三日前に予約が始まり、過剰警護もはがしもなく、「10枚券」「5枚券」などもなく、とてもいい"接触"でした。