習い事でのこと。
後片付けをみんなでやらなければならず、遅くなってしまうときがある。
そうすると、「子どもがいるから」を理由に早く帰る人がいる。
何をするにも、みんな何かしら事情がある。
だから、「今日は帰ります」と言えば、誰も文句は言わない。
だというのに、なぜ、
「子どもが風邪気味だから」
「子どものご飯の準備があるから」
「子どもが小さいから」
と、子どもに関する詳細な事情を述べるのだろう。
正直、返答に困る。
そういう人たちは、たいていみな多弁で自信満々で、
何かにつけ、子どもが理由であることが、
とても高尚であるかのように振る舞う。
みんな、事情はある。
介護中の人だって
不妊治療中の人だって
たまたま用事がある人だって
もちろん、子どもがいる人だって
事情があるなら、ペラペラ事情を喋っていないで、さっさと帰ればいいのだ。
事情に優劣はない。
みんなの事情は平等だ。