「お洒落である」という定義はさまざま・・・
流行のアイテムに身を包むトレンド愛好家もいれば、
クラッシックでオーソドックスなアイテムを自分流に着こなす人もいる。
ファッションにはコーディネイトのルールがあり、
きっちりとマニュアルどおりに着る技もあれば、はずしを楽しむ技もあり。
それと同様に、男性の感性から評価されるファッションもあれば、
女性のみの感性で評価される着こなしもあって、
男女の感性の違いがあからさまになることもしばしば。
やはり、みんな「モテたい!
」。一世を風靡した雑誌「LEON」がその象徴的な例でわかりやすいので
お話ししますね。
この雑誌の提唱した「モテ」というコンセプトは、
世の男性の潜在心理にグサっとはまり、
「そう、モテたいよ、僕も!」と
正々堂々と公言していいのだという精神を解放してくれたことに、
とても大きな意義がありました。
けれど、あの雑誌のコーディネイトをそのままそっくり真似したら、
ちょっとエラいことになる
。。。そう、いささかtoo much.
セクシーは分かるけれど、何もそこまでしなくても・・・
(かなり引き気味)
これみせよがしのセクシーでは、女性を口説けませんわよ。
「色香はほんのり漂わせる」のが掟です。
オトコの勘違い・・・
女性視点からの感性で、男性のファッションで、
イタダケない(女性からは評価が低い)のは、
ピタシャツ、ピタT・・・身体にフィットしたTシャツ。
おそらくジムで鍛えたカラダを誇示したいのだろうけれど、
その直接的な表現には、女性はきっと引くかな?
それよりも、「普通」のコットンのカジュアルシャツを「普通」に着ている。
けれど、身体が出来上がっているし、適度に肩幅もあるのでシャツのラインが
キレイにでている。そして、筋肉はもちろんソフトマッスル。
むやみにはだけた胸元やこれみせよがしの筋肉美よりは、
間接的に表現した肉体美の方がずっと美しい。
オンナの勘違い・・・
女性も同じく。
私の経験則から言うと、
その1)リボン&フリル

可愛いはずのリボンやフリルものは、男性からは意外にもウケが良くない
。女性にとって、同様にこれらは永遠のラブリーアイテム。
嫌いな女性はほとんどいないと思う。
しかし、これが落とし穴!
特にある程度の年齢になり、あえて可愛く見せようと、あるいは少しでも若く見せようとして、これらを用いると、かえって「イタい」ことになりかねない。
端から見ると、可愛く見せようとしている「魂胆」がありあり。
網タイツや柄物タイツも全く同様。
女性からの支持率に比べ、男性からの支持率がめっぽう低い。
その2)ネイルアート

ネイルアートは女の自己満足!
男性は模様を描いた爪やスワロフスキーで飾られた爪を見ても何とも思わないらしい
。(がっかり)
爪に描いた絵に2万円近く払っても、男性からの評価は低く、対費用効果は、ほとんどないといってよい。
異性ウケを狙うか否かは別として、男と女のファッション感性の違いをきちんと認識している必要があると思います。
ファッションの流儀は人それぞれ、さまざまだけれど、
独りよがりにならずに、相手の目にどう映るかということこそ、
つまりは自己満足ではなく、
相手の目に映る「印象」こそが大切なのではないでしょうか?
『ス テイタスタイル』