先週、東京宝塚劇場で上演されている宝塚歌劇団月組公演の

『Eternal Voice消え残る想い/Grand TAKARAZUKA 110!』を

観劇してきました!

 

この公演は、トップコンビ退団公演。

宝塚の舞台で月城かなとさんと海乃美月さんを拝見できるのも

わたしにとってはこれが最後となります(涙)。

 

『Eternal Voice消え残る想い』は、ヴィクトリア女王統治下のイギリスが舞台。

 

古物商の叔父に頼まれてアンティーク・ハンターをしているユリウスは、

メアリー・スチュアートの遺品とされる首飾りを入手したことがきっかけとなって

超常現象を研究する友人ヴィクターのもとを訪れ、そこにいたアデーラという

女性と出会い、二人はともに相手が自分と同じ能力を持っていることに気づく。

やがて二人は、その首飾りを介して、王室廃止や国教改宗を求める

急進派の陰謀に巻き込まれていく。

 

月城かなとさんが演じるユリウスと海乃美月さんが演じるアデーラは、

ともに特殊能力の持ち主で、物からその持ち主の想いを感じ取ることが

できるようで、その能力も使って、陰謀の阻止に貢献します。

お二人とも、とても細やかでしっとりとした演技で、心に響きました。

 

鳳月杏さんが演じるヴィクターは、本当にユリウスのいいお友だちという

感じで、わたし的にはこの二人の並びに、心が満たされました。

 

『Grand TAKARAZUKA 110!』は、レビュー・アニバーサリー、

その名の通り110周年記念となるレビューですね。

 

宝塚大劇場公演は、110期生の初舞台公演だったわけですが、

東京公演でも110期生の一部がそのままロケットに出演していて、

応援の意味も込めて、つい手拍子に力が入ってしまいました。

 

美しい場面は多々ありましたが、いちばん美しかったのは、雪月の男!

狩衣姿の月城かなとさんが洋装の組子たちと踊った後、

とても長い打掛のような、薄い羽織ものを羽織るのですが、

その姿がもう超絶的に美しかった! もう息をのむほどに!

これほど『貴公子』という言葉がしっくりくるトップスターなんて、

めったにお目にかかれないと思う。

 

あと、デュエットダンスも美しかった。

月城かなとさんも、海乃美月さんも、内面から発光しているように

美しくて、まさに光り輝いていた。尊かった。涙が出た。

わたし、この大人っぽいトップコンビがかなり好きだったのです。

 

月城かなとさん、海乃美月さんをはじめとする退団者の皆様の

退団後の人生が幸せなものでありますようお祈りいたします。