帝国劇場で上演されている『エリザベート』を

観劇してきました! マイ初日です!

 

この日の出演者は以下の通り。

 

エリザベート役の愛希れいかさんは、

宝塚退団後は初見。

フランツ役の平方元基さんは、

フランツ役としては初見。

ルドルフ役の木村達成さんは、まったくの初見。

 

ということで、今回は初見の3人の印象を主に記します。

 

愛希れいかさんのシシィ、元気でかわいいシシィでした!

特に少女時代の、自分は絶対にパパのように自由に生きたい、

そうできるはず、って信じて疑わない無邪気さが印象的でした。

お歌もしっかりとした地声歌唱で、安心しました。

彼女は歌の人ではないので、ちょっと心配だったのです。

ご自分の初日から約2週間が過ぎ、そろそろ緊張が取れて

これからどんどん役を深めていくのでしょうね。

次の観劇が楽しみです♪

 

平方元基さんのフランツ、切なかったです。

なんというか、シシィとのすれ違い感がすごい。

まあ、これは東宝のエリザベートを観劇したときには

いつも感じることですけど、今回は特に強く感じました。

『夜のボート』で、「一度私の眼で見てくれたなら

君の誤解もとけるだろう」という歌詞がありますが、

この二人は最初から最後まで違う方向を見ていて、

それでもフランツはシシィを愛していて……切ない(涙)。

 

木村達成さんは、2.5次元の舞台でデビューした人なのですね。

歌と芝居とダンスがバランスよく整っている人、という印象です。

父親とは分かり合えず、母親には見捨てられたルドルフ……。

その絶望がこちらまで伝わってきて、心が痛い。

残念ながら彼のルドルフを見られるのはこの1回だけですが、

また別の舞台でも拝見したい役者さんだと思いました。

 

その他のキャストについての印象を簡単に記すと、

トート役の井上芳雄さんは、ひびきわたる歌声が圧倒的に気持ちよく、

ルキーニ役の山崎育三郎さんは、狂気と美声が融合した狂言回し、

ゾフィー役の涼風真世さんは、威厳たっぷりながら最期は涙。

みなさん、安定のパフォーマンス♪

 

3年ぶりの東宝エリザベート。

前回から続投の出演者も新しい出演者も、

公演を重ねるにつれてパフォーマンスも変わるでしょうし、

わたしも、観劇を重ねるにつれて、

そうした出演者のパフォーマンスの変化などを受けて、

この作品に対する意識を変化させていくのでしょう。

 

大好きな作品、『エリザベート』。

舞台は生物(なまもの)、つまり、一期一会。

マイ千秋楽まで、大切に観劇していきたいです!