先日、新国立劇場オペラパレスで上演されている
ヴェルディのオペラ『アイーダ』を鑑賞してきました。
主な出演者は以下の通り(敬称略)
アイーダ(ソプラノ):イム・セギョン
ラダメス(テノール):ナジミディン・マヴリャーノフ
アムネリス(メゾソプラノ):エカテリーナ・セメンチュク
『アイーダ』を鑑賞するのは初めてですが、
以前、『アイーダ』をベースにした宝塚歌劇宙組公演の
『王家に捧ぐ歌』を観劇したことがあり、
だいたいのストーリーは把握していますので、
すんなりと物語の世界に入っていくことができました。
いやはや、豪華絢爛という言葉がぴったりの舞台でした!
非常に大掛かりなセットに、キラッキラのお衣装、
特に第2幕の第2場、あの有名な凱旋の場面がすごかった。
舞台上で演奏されるアイーダトランペット、
凱旋してくるエジプトの戦士たち、運ばれてくる戦利品、
そして本物の馬まで登場します!
馬は非常に音に敏感な動物なのに、
よくオペラの舞台に出すことができたと感心しました。
アイーダ役のイム・セギョンさんの、豊かでなめらかな歌声。
ラダメス役のナジミディン・マヴリャーノフさんの、艶のある歌声。
アムネリス役のエカテリーナ・セメンチュクさんの、迫力のある歌声。
歌声のすばらしさに加えて演技も見事で、
ぐいぐいと舞台に引き込まれてしまいました。
このオペラにはバレエの場面もあり、そのバレエもすばらしかった!
楽曲、演奏、歌唱、舞踊、衣装、セット、照明などなど、
オペラは総合芸術だと実感した舞台でした!