随分前の話になりますが、8月末に結婚記念日のお祝いにサンセバスティアンの郊外のラサルテにある三つ星レストランMartin Berasateguiへ行って来ました。



7歳以下の子供は入れないので、この日は子供達を義母に預けました。久しぶりの夫婦デートです。ここはドレスコードはありませんが、男性は長ズボンと足が包まれた靴(ビーチサンダルやつっかけ禁止)着用厳守です。


まずはオリーブの実、と思いきやオリーブの実の形をしたエスフェラで中のビネガー?食欲を増長させる粋な演出です^ ^



飲み物は、スパークリングウォーターと私は白ワインをグラスで頼み、お酒を飲まないバスク夫はファンタオレンジとその次はコーラをおかわり頼んでいました。笑 



スプーンにあるのはバスクのピンチョの原点となるヒルダの味がエスフェラで表現されています。

黒いのがベギアウンディ(イカ)のフリット。

左がマグロのタルタル。



ベラサテギのレシピでもかなり古いフォアグラとスモーク鰻のキャラメリゼミルフィーユ。



パンは色んな種類があって選べました。

カラフルなクレヨンみたいなものは味付きバターです。



本来のメニューは牡蠣ですが、あまり好きじゃないので変えて貰いココチャ(メルルーサの顎肉)のピルピル。今まで食べたココチャのサルサベルデの中で一番美味しかったですよだれ



魚介類の入ったサラダ。こんなに美しいサラダ食べたのは久しぶりです。確かもう一つのサンセバスティアンにあるレストランのアケラレにも美しいサラダがありましたが、これも見た目だけじゃ無くて味もとても良かったです。



カツオのマリネ、ギンディーリャの泡仕立て胡瓜とクレソンのマヨネーズ添え。



小イカのタルタル



赤座海老の炭火焼きフェンネル添え、バスクカレーとモルスコ



メルルーサの鉄板焼き。意外とボリュームがあり、もうここら辺でお腹がはち切れそうになっていた私はこれ持ち帰りにして貰うとバスク夫に言ったら怒られまして滝汗



半分食べてもう無理なので、顔に水かけて目を覚まそうとトイレに行って帰ったらお皿を下げられていました。いえ、それはウェイターさんが勝手にとかでは無くてバスク夫に許可取った上でしたが、ホッとしました。メルルーサがちょっと単調な味なのに薄いベーコンが巻かれてソースも少しくどくて、他の料理がすごく美味しかっただけにちょっと普通過ぎたというか、もし次回来るならばこれは別の物に代えて貰うかなと思います。



最後のサラード(塩辛い系)のお肉のピチョン(鳩肉)。ちょっとカレーっぽい付け合わせがアクセントになっていて美味しかったです。お腹いっぱいでしたがピチョン好きなのでギリギリ食べられました。



苺のジンフィズのシャーベット。バスク夫はお酒無しバージョンで作って貰いました。お腹一杯なのを優しく消化助けてくれるジン様キラキラ



このレモンのデザート、レモンシャーベットとバジルソース、インゲン豆とアーモンド。デザートにインゲン豆ってポーンって思うんですけれど、レモンの形したチョコレート(中はエスプーマかレモン味のクリームだったかな?)など食感の組み合わせが面白くて、さっぱりした味でスルッと食べる事が出来ました。



続きますスプーンフォーク