五年目の結婚記念日にオンダリビアにある【La Hermandad de Pescadores】ラ・エルマンダッド・デ・ペスカドーレス へ行って来ました。
まだ夏の観光客でごった返す街中。車だと停める場所を見つけるのに時間がかかり過ぎるので、家から歩いて行きました。15分ほどで着くのでいい散歩になります。

この写真は帰る前に撮ったもの。入る時はお昼ご飯前だったのでバル兼レストランのこちらの軒先にはアペリティフを楽しむ人たちでごった返しています。



まずは定番の魚介スープ、これは安定の美味しさです。海のエキスがギュッと詰まっていて栄養満点。体が喜ぶ感じがします。
江國香織さんの本でフィッシュスープが出てくる作品があります。

“ー私はなつきを、いつかパリへ連れていきたいと思っている。パリで、きょうみたいに寒い冬の夜に、濃く熱いフィッシュスープをのませたいと思っている。海の底にいる動物たちの生命そのものみたいな味がする、さまざまな香辛料の風味のまざりあった、骨にまでじんと栄養のしみ渡るフィッシュスープだ。私はその豊かで幸福な食べ物を隆志とは別の男に教わった。ー”江國香織 号泣する準備はできていた抜粋

私には文才が無いのですが、彼女の文章はまさにこの魚介スープを表すのにぴったり!と思い、魚介スープを飲む時はいつもこのシーンを思い出します。


蛸の炭火焼き。


蟹グラタン。前の写真と比べると量が増えてる!? 蟹の身がたっぷり入ってアツアツをふーふーしながら食べるのが一番。


定番メニューでは無い今日のオススメのメルルーサのココッチャ(アゴ肉)のフリット。
メルルーサのアゴ肉はメルルーサ一匹につき一つしかとれない高級食材です。
ゼラチン質でプリッとした食感が特徴ですが、好きな人は大好き!ですが苦手な人は苦手な食材だと思います。
ちなみにうちの娘は持参したベビーフードをほとんど食べずにパンを食べていて、このココチャを塩をのけてあげたら食べる食べるびっくり



物凄い食い付きの良さ…(^▽^;)
これ、一皿24€(約3,120円)とメニューの中でもお高めなのですが、娘の気に入りようと言ったら…滝汗
このレストラン、メインダイニングは基本相席でして、隣とそのまたお隣の年配ご夫婦に娘の事可愛いがってもらっていたのですが、この食べ具合を見て、「お父さん達、こんな小さなうちに良い物覚えさせるとこれから大変だよ!」と言われました。ですよね。。


ご近所のオーナー奥さんのマイテが面倒見るからゆっくり食べて〜って言ってくれたんですが、有難いけれど忙しそうなので辞退しました。


デザートはアロスコンレッチェ(ライスプディング)とチョコレートケーキ。チョコレートケーキに添えてあるアイスは基本コーヒーアイスですがレモンのアイスにかえてもらいました。


私の訳した日本語メニューもありますので、日本人の方も安心ですよ。こちらのレストランも予約代行していますので気になる方はメッセージ下さい。
今日も日本人のお客様が沢山居て、久しぶりにビルバオ在住の知人に会いました!日本人観光客グループのアテンドをしていました。


伝票を見ると、なんと魚介スープとデザートとコーヒー紅茶をサービスしてくれていました爆笑 わーい!

帰りはPuntalの方の散歩道から。


こちらから見るカテドラルとパラドールも絵になります。バスク夫曰く一番好きな角度だそうです。


散歩中、黙っていられずにプレゼントは?と聞いてみたら、おいおい!マヨルカ島へバケーション行くのはプレゼントに入らないの?
じゃあ、今度から旅行はお互い半々出してプレゼントあげるのはどう?だって。
何それケチ〜!クレクレタコラ並みの執念で追いかけるよ?


私もスイートテンには何かプレゼントあげられるように頑張って稼ごうグーキラキラ 
そんなこんなで五年目の結婚記念日、普段と格別違う事は無かったけれど平和に過ごしました(^O^)