　せっかく水戸で大規模なハロウィーンパーティーイベントが企画されていたのに、台風のせいでメインステージが中止になってしまったらしい。なんとも残念なことだ。
　午前中にあった水戸黄門漫遊マラソンはちゃんと行われたようだけど、出場者の皆さんは冷たい雨の中を走って身体の方は大丈夫だったろうか？　風邪などひいていなければよいが。

　さて、先日開かれた中国の共産党大会は、

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　＜中国＞習氏の名を「指針」に　共産党大会が閉幕

【北京・林哲平】北京で開かれていた第１９回中国共産党大会は２４日、国の重要課題を決める中央委員と中央規律検査委員を選び、閉幕した。習近平総書記（６４）が中央委員会報告（政治報告）で掲げた「新時代の中国の特色ある社会主義思想」を、習氏の名前を冠して「行動指針」として党規約に盛り込む改正案を承認。現役を続ける指導者の政治理念の「指針」入りは毛沢東以来で、習氏は理論面でも強い権威を得ることになる。
　２４日は約２００人の中央委員や中央候補委員、中規委員を選出するとともに、習氏の政治報告を承認した。各委員の選挙では、定員の約１割多い立候補者を記載した名簿を党が作成。２３日までの予備選挙を経て完成した最終名簿に対して代表約２３００人が事実上の信任投票を実施した。
　習氏は演説し、「新時代の中国の特色ある社会主義思想」の重要性をあらためて強調し、思想を長く堅持し発展させるよう呼びかけた。
(後略)
　毎日新聞 10/24(火) 13:45
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　習近平氏の名前を堂々と「国の運営指針」に関することを決めて閉会したのだが……そこで決められた人事は、

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　中国共産党大会　習近平派が政治局で多数派形成へ

【北京＝藤本欣也】中国共産党の１中総会で新指導部が選出されたことにより、習近平総書記派、胡錦濤前総書記が影響力をもつ共産主義青年団（共青団）派、江沢民元総書記のグループが繰り広げてきた権力闘争はひとまず決着した。
　最高指導部の常務委員会で習派を構成するのは、習氏のほか、栗戦書党中央弁公庁主任、趙楽際党中央組織部長の計３人で、最大派閥となる。これまでは２人だった。
　江・胡両政権時代に政策ブレーンを務めた王滬（こ）寧（ねい）党中央政策研究室主任は、習派を含め各派とも良好な関係にある。
　一方、李克強首相や汪洋副首相は共青団出身。韓正・上海市党委員会書記は江氏に近い。
　常務委員会の定員は過去９人の時代もあったが、多数決で結論が出るように必ず奇数としている。
　今のところ、習派だけでは常務委員会の過半数を制することはできない。ただ、汪氏や韓氏は習氏との関係も悪くなく、当面、習氏が政権を運営する上で支障が出ることはないとみられる。
　政治局員には、陳敏爾・重慶市党委書記や蔡奇・北京市党委書記ら習派が多数選出された。
　産経新聞 10/25(水) 11:38
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　こんな感じで、それを伝える「新聞」は、

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　習氏の１面顔写真、５年前の７倍　人民日報、党が指示か

(写真、朝日新聞デジタルより。習近平総書記の巨大な顔写真を掲載した２６日付の人民日報の１面)

　中国共産党機関紙の人民日報は２６日、前日に２期目の総書記に選出された習近平（シーチンピン）氏の顔写真を異例の大きさで１面に掲載した。５年前の総書記就任時にはほかの最高指導部メンバーの顔写真も１面に掲載されたが、今回は習氏のみで大きさは約７倍にもなった。指導部内での習氏への権力集中を鮮明に示すものだ。
　人民解放軍の機関紙「解放軍報」などもほぼ同じ大きさの習氏の顔写真を１面に掲載した。中国メディアを統括する党中央宣伝部の統一指示があったとみられる。
　朝日新聞デジタル 10/27(金) 5:36
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　こんな様子。

　これこそが「一強の驕りと『お友達(配下)人事』」というべきものではないか！
　日本のメディアは安倍政権に対して「一強の驕り」とレッテルを貼るが、はたして我が国でこんなことが見られるだろうか？
「反安倍」派の発信を見ていると「弾圧」だの「権力の暴走」だのといったとんでもなく強権的な政府が日本を支配しているかのようなことが書かれているが、彼らが見ているのはこういう中共が日本の上に君臨する未来の姿なのかもしれない。

　前都知事である舛添氏が、

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　【舛添要一の僭越ですが】強国・中国とどう競争・共存するか

　中国共産党大会閉幕、じっくり腰据え中国戦略を
　中国共産党第19回党大会が24日に閉幕した。党の行動指針に、「習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想」が盛り込まれた。これまで指導者の個人名が入った政治思想が党規約に入っ>たのは、毛沢東、とう小平の2人のみである。
　25日には、最高指導部である政治局常務委員会の7人が決まったが、習近平派が多数を占めることになった。これまで、習近平（64歳）は、胡錦濤派の共産主義青年団（共青団）や江沢民派と権力闘争を展開してきたが、最終的に勝利することができたのである。
　ところで、次世代の後継候補である陳敏爾重慶市党委書記（習派、57歳）と胡春華広東省党委書記(共青団、54歳)は常務委員に選ばれなかった。これは、習近平が3期目も権力を握り続ける意思を示したものと観測されている。
(中略)
　2049年には、中国は建国100周年を迎える。2013年3月、「中華民族の偉大な復興という中国の夢を実現する」ことを宣言して国家主席に就任した習近平は、そのために積極的な外交を推進している。その野心は、陸海の現代版シルクロードである「一帯一路」構想にも現れている。太平洋への海洋進出、アフリカへの援助など、まさに世界帝国としての戦略を展開しているのである。
　この中国の強国化によって、国政政治の構造が大きく変わりつつある。第二次世界大戦後の世界は、パックス・アメリカーナと呼ばれ、アメリカが世界の警察官として振る舞ってきた。しかし、トランプ大統領の「アメリカファースト」政策に見られるように、もはやアメリカには単独で世界秩序を維持する力は無い。
　EUもまた、イギリスの離脱、極右勢力の台頭などで域内の問題に忙殺され、域外へ関与する余裕がなくなってきている。その間隙を縫って、ロシアがヨーロッパや中東で影響力を増している。プーチンによるクリミア併合に対して、国際社会は「法と正義」の原則を貫くことができなかった。
　そして中国の台頭である。とう小平の開放改革路線によって豊かになった中国は、経済力のみならず、軍事力も強化している。近代のわずか1世紀を除いて中国は世界一の大国であり続けてきた。その復活こそが習近平の夢であり、その道を今ひた走りに走っているのである。太平洋をアメリカと中国の二大強国が牛耳る時代がそこまで来ている。そして、ロシアもまた、アジアに無関心ではない。
「今、そこにある危機」は北朝鮮であるが、長期的には中国との競争・共存が日本にとっても大きな課題となる。日本企業の地盤沈下に見られるように、経済分野でも我が国には懸念材料が多い。衆院選も終わった。しっかりと腰を据えて長期的な対中戦略を構築する秋が来ている。
（文中敬称略）
　舛添　要一 (国際政治学者)
　ニュースソクラ 10/27(金) 12:02
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　こんなことを書いていた。

　ヤフージャパンで配信されたこの記事には、氏の知事時代の話を持ち出して貶すコメントが山ほどつけられていて、「言論の中身ではなく相手の人格攻撃しかできないようなレベルの低い者は思想の左右に関係なくいるのだなぁ」とあきれるばかりだが、それはさておき、舛添氏のいうように、長期的視点に立った時にこの中国とどう付き合っていくのかを考えるのは、大切である。

　そこで忘れてはならないのは、彼らは平気で、

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　一方、中国の軍事専門家の張召忠（ジャン・ジャオジョン）氏は、「日本は強者を崇め、弱者を軽視する国だ。日本に米国と同じように中国の言うことを聞かせるには、中国の経済力、軍事力、ソフトパワーが日本の3～4倍になる日を待たなければならない」との認識を示した。（翻訳・編集/柳川）
　レコードチャイナ 10月23日 22:50配信　「中国の実力が日本の3～4倍にならないと日本は言うことを聞かない？」
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　というようなことをいう相手だということである。

(2014/06/17の記事、「主張と現実のギャップ」が問題を生んでいるのではない)のおまけ部分で引用した華春瑩報道官の言葉にも見るように、中共のメンタリティでは「他国は支配・服従させるもの」というものになっていて、そうでなくては自分たちの「強国というメンツが満たされない」。
　こういう相手と日本人が教えられる平和共存の考えが「共存」するというのは、まったく難しい。
　我が国としては、世界の裏外交では常識である「他国の混乱を望む」方針が取れない以上、この「大国は小国を支配する」という中共の考えに従わないように国力を伸ばしていくことを常に考えなくては。

　中国では、その「一強ゆえの独裁」を生かして、

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　中国、世界初の積載トン級の無人機飛行　軍事利用も視野

　中国科学院は２７日、世界で初めての積載量がトン級の貨物用無人機の飛行に成功したと発表した。未舗装の場所でも離着陸ができ、山間部や島への貨物運送への活用を想定。南シナ海での軍事利用も視野に入れる。２６日、陝西省にある飛行場で、２６分間にわたって初飛行した。予定された高度まで上昇した後、２周旋回して着陸した。無人機「ＡＴ２００」は巡航速度は時速３１３>キロで８時間飛行でき、６０９８キロまで上昇できる。全長１１・８４メートル、幅１２・８０メートル、高さ４・０４メートル。最大積載は１０立方メートルで、重さにして１・５トンまで積める。積載能力は世界一という。
　中国ではネット通販企業が小型無人機を配送に活用し始めている。今回初飛行した無人機は比較的大型で、配送効率の向上に貢献しそうだ。また、中国は軍民融合戦略を進めており、軍事での応用も想定している。科学院は「とりわけ南シナ海の島や岩礁への軍事物資の補給に重要性を発揮する」としている。（北京＝福田直之）
　朝日新聞デジタル 10/27(金) 23:21
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　こんなことが進められたり、「途上国ゆえの法の甘さ」を利用して、

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　「軌道」は道路上の白線だけ　スマートレール電車が中国・湖南で試運転

(写真、CSN／AFPより。世界初のスマートレール電車の試運転。軌道は白線のみ（2017年10月23日撮影）)

【CNS】「中国電気機関車の都」といわれる湖南省（Hunan）株洲市（Zhuzhou）の中心部で23日、中国中車（CRRC）の子会社、株洲電力機車研究所が開発した世界初のスマートレール電車が、試運転を行った。
　スマートレール車両は1編成で長さ31.64メートル、幅2.65メートル。最大で300～500人を乗せることができる。試運転は株洲市神農大通りで実施。スマートレール試運転の車線幅は3.75メートルで、大通り両側の緑化帯と隣り合わせのスペース。車内の装飾は列車に似ていて、液晶画面に次の停車駅が提示される。電車は最高時速70キロで、地面に引かれている仮の軌道線である白線をなぞって、スムーズに走行していた。
「車載センサーが路面の仮想軌道を識別し、中央制御ユニットの指令を通じて、電車の調整、ブレーキ、ステアリングの正確性を調整する。既定の仮の軌跡になぞって精密に列車の走行を制御します」と、株洲電力機車研究所のヒョウ江華（Feng Jianghua）総技師長はCNS記者に話した。
(中略)
　株洲スマートレールモデル線工事の設計を担当した、中国鉄道第4勘察設計院（China Railway Siyuan Survey and Design Group）の付萃清（Fu Cuiqing）副総技師長は、「スマートレール電車システムは規範や標準がなく、法規も空白の状態だ。どのようにしてこの新しい交通方式と既存の交通システムと調和させるかについては、まだ多くの問題が残っている」と率直に話した。(c)CNS/JCM/AFPBB News
※この記事は、CNS（China News Service）のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。
　CNS（China News Service）10/27(金) 13:00
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　こんなことができたりもする。

　この「スマートレール」に対して「日本の工場なんかで使われているシステムをパクっただけだ」という人間もいるようだが、それを公道でやってしまうというダイナミズムを見ないようではただの負け惜しみに過ぎない。
　我が国の国会が、特区の認可に対して「忖度だ疑惑だ」とやってただ足を引っ張る野党にかき回されている間に、中国ではこんなことが行われているという現実を見ないようでは、張召忠氏のいう「３～４倍の国力差」など、あっという間に実現してしまうだろう。

「モリカケモリカケ」と蕎麦屋の注文のように騒いでいる勢力にこれ以上社会と政治をかき回されないように、「選挙の結果を見ろ！」と有権者はいってやらなくては。

　本日の保存。

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　北海道最古の蒸気機関車が存続の危機!?…小樽市のアイアンホース号が故障

(写真、レスポンスより。ボイラー回りの故障で、今後の運行が不透明になっている「アイアンホース号」)

　小樽市の小樽市総合博物館はこのほど、蒸気機関車「アイアンホース号」の今シーズンの運行を、故障により10月19日から打ち切っていることを明らかにした。今シーズンは11月5日まで運行される予定だった。
　アイアンホース号は、1909年に米国ポーター社が製造したテンダー式蒸気機関車で、北米各地の鉄道で使われた後、ミネソタ州のテーマパークを最後に米国を離れ、1994年に「来日」した。
　現在、北海道内で動態運行されている蒸気機関車は、ほかにJR北海道のC11形（C11 171）、遠軽町の雨宮21号、三笠市のS304号があるが、この「アイアンホース号」は国産ではないものの、最も古い存在で、全国的に見ても最古級と言える。
　小樽市総合博物館によると、今回の運行打切りはボイラー回りの安全装置の故障によるもので、修繕には1000万円を超える費用が見込まれるという。
　現在、同博物館の車両保全費用は、ふるさと納税制度によって賄われているが、その残額は200万円を切っている。加えて、国内で蒸気機関車のボイラー修繕ができる企業は、大阪市北区のサッパボイラなどごくわずかで、急な依頼に対応してもらえない可能性があることから、来シーズンも含めて、この先の運行が苦境に立たされている状況だという。
　とはいえ、石川直章館長は、「国指定重要文化財『旧手宮鉄道施設』を、実際の動きをご覧いただくために、この動態保存アイアンホース号の運行を継続していきたいと考えております」としており、引き続き、ふるさと納税制度を通しての支援を呼びかけている。
　支援の申込みは、「ふるさとチョイス」サイトの「小樽市総合博物館の展示鉄道車両の保全事業」で受け付けている。
(後略)
《レスポンス佐藤正樹（キハユニ工房）》
　レスポンス 10/23(月) 17:52
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　この頃「撮り鉄」のマナー違反のおかげで世間からの視線が冷たい視線にさらされている鉄道ファンたちは、こういうところで団結して行動してみるべきではないだろうか？　1000人のファンが10000円出せば、必要額はクリアできるぞ。

「鉄道ファンのおかげでこの機関車は無事に稼働できています」と博物館にアナウンスしてもらえれば、イメージの回復にも役立つだろう。

うかうかしてはいられない