rm.3: A Live Record / CAMEL ('78)
ま、直す手立てがないわけでもないけど
めんどうなので放置してウン十年・・・。
叙情派プログレの代表格、CAMELの登場です。
アンディ・ラティマーの泣き泣きのギターと
ピーター・バーデンスのハモンドオルガンの独特な響き、
これらが軸となり
時にはロマンチックに
時には幻想的に
時にはもの凄~くのどかな雰囲気で
かと思えばめっちゃスペイシーに
素敵な音世界を繰り広げるバンドです。
昔愛読していたミニコミ「Rock Bottom」に於ける
ファンタジー演歌って表現があまりにもピッタリで笑えた( ´艸`)
叙情派とはいっても
確かな演奏技術と優れた作曲力を持ち合わせているので
その辺の雰囲気ロックとは一線を画してます。
だから、ジャズロックに近いような
インストナンバーも数多いのが特徴。
で、
数ある彼らのアルバムの中で
たった一つだけ選ぶとしたら、
もう絶対コレ!っていうのが
今回取りあげた、「A Live Record(ライブ・ファンタジア)」です。
これだけあっさり一枚選べるのも
珍しい。
しかも、ライブ盤。
いや、ライブ盤が一押しになることこそが
CAMELというバンドの質の高さを
物語っているとも言えるのだな。
でも、このアルバム買ったのって
ずいぶん後になってからなんですよね。
ラティマーのソロ的作品を除けば
CDで持っているのはこれだけっていうことからも
いかに遅い購入かがわかります。
だってさ、
これ2枚組で高かったんだもん!
収録曲もさほど目新しいものがあるわけでなかったし
(Ligging at Louis'が唯一目玉だったかな)
それに何より、ジャケットがダサい!(失礼)
それまでのCAMELのアルバムジャケが素敵だったのに
なんじゃこりゃって感じだったのが正直なところ。
そんなこんなでしばらく聴かずに過ごしていたんですが
手元にあった、とある無名のアマチュアバンドのテープの中に
これに入っているNever Let Goをコピーしたのが入っていて
それが凄くカッコ良かったものだから
ちっくら本物の方を聴いてみるかな、と思い立ったのが
「ライブ・ファンタジア」 (この邦題の方が馴染みがあるなあ)
購入のきっかけです。
Never Let Goってのは
CAMELのファーストアルバムに入ってる曲で
ライブでは定番だったようですが
「ファンタジア」版はスタジオ録音の数倍も出来がいい。
本来の哀愁漂うメロディラインはそのままに
バーデンスのオルガンとメル・コリンズのサックスの絡みが
曲に疾走感を与えつつ
ぐいぐいと盛り上げていく。
ほんと、カッコイイ。
この一曲だけでも
このアルバムを買う価値があるってもんです。
(あ、そりゃちょっと言い過ぎかな?)
この2枚組ライブ盤、
1枚目は「Moonmadness」と「Rain Dances」からの選曲が多くを占め
2枚目は4thのThe Snow Goose全曲が収録されているんですが
CDには7曲もボーナストラックが収録されていて
それがしかも、とってつけたようでなく
セットリストに沿うように並べられているので
よりライブの臨場感が感じられるものになっています。
1枚目はのっけから3曲がボーナスなんですけど
1曲目のFirst Lightなんか大好きな曲なんで
そこでいっぺんにテンションが上がっちゃいます。
リチャード・シンクレアの長閑なボーカルも聴けるし
Chord Changeなんていう、
CAMELのテクニシャン集団な一面を楽しめる曲もあるし
お得感たっぷり!
2枚目収録のThe Snow Gooseは
ポール・ギャリコの短編小説「白雁」を音楽で表現したもので
これぞコンセプトアルバムのお手本というべき楽曲でして
(つまりLP一枚で一曲)
それがデビッド・ベッドフォード指揮によるロンドン交響楽団のオケ付きで
フルで楽しめます。
The Snow Gooseそのものが、CAMELの最高傑作ともいえる作品なので
これがそのまま入っているこのライブ盤は
本当にお得としか言いようがない。
Dunkirkのホーンセクションのバランスがちょっと変だということを除けば・・・
あれって変じゃないんですか?特に誰も指摘してないようですけど??
いやあほんと、
ジャケットのダサさも吹っ飛ぶ
素晴らしいライブ盤なのです。
私が80年に観たCAMELは
すでにバーデンスもシンクレアも抜けた後で
ステージも当時の新作「リモート・ロマンス」からが多く
私としては
ほんとはその1年前の初来日公演の方が観たかったのですが
そのころはまだCAMELを聴き始めたばかりだったので・・・。
それでも、The Snow Gooseからの抜粋やEchoesなど演ってくれたし
特に印象に残ったのは
何といってもアンディ・ウォードのドラムソロ。
パワー全開で叩きまくる姿に圧倒ヽ((◎д◎ ))ゝ
今やウォードもバーデンスも彼岸の人となってしまい
オリジナルCAMELは
二度と見られないものになっちゃいました・・・・。
さらに、新宿厚生年金会館も
今年クローズになってしまったので
また一つ思い出が現世から消えていくことに。
私がCAMELを観に行ったのは
ちょうど今のマヤと同じ年頃。
そう思うと何だか隔世の感がありますね。
同じ趣味を持つ奇特な友人もなく
一人で観に行ったんだったな~。
U.K.とかは好きな子もいたんだけど。
その時のパンフとチケット→
打ち出しじゃないチケットが
今思うと味があっていいですね。
文化祭のチケットみたいだけど。
そういえば、
なんでこのバンドが「CAMEL」なのかについて
ちゃんと語られているのを見聞きしたことがないのですが
それってやっぱり
メンバーがラクダ似だからなんじゃないんですかね?
ラティマーやバーデンスは明らかにラクダっぽいし
ウォードも鼻の下の長さじゃ二人に負けてない。
いずれにせよ、
彼らがラクダにタダならぬ愛着を感じていたことは
確かなよう。
ファーストのこのジャケット
なんか、
まるでコミックバンドみたいなんですが
泣きながらトンネルを疾走するラクダ列車の図が
CAMELの音楽を的確に表現しているようで
私は結構好きです。
- キャメル・ファースト・アルバム+2(紙ジャケット仕様)/キャメル
- ¥2,800
- Amazon.co.jp
ファンタジー演歌よ、永遠なれ。
次はキャメルとずいぶん前に決めていたんですが
漫画がうまくまとめられず、えらく時間がかかってしまいました。
アルバムと漫画を結び付けるのは案外難しい・・・。
そういや、アマゾンで969円のライブファンタジアUS盤売ってたけど
なんでそんなに安いんだろ??
逆に怖いぞ。






