「学校のテストで平均点を取っていますから、安心なんです。」
この言葉を言われる保護者様は、結構多い。
お子さんが塾にも行かず、
ただ、自力でやっていて平均点以下なら、
平均点を目標にすることもありだと思う。
ただ、平均点を取っていれば、さて、本当に安心なのかである。
平均点とは、全員の得点の合計を人数でわったもの。
偏差値でいうと、50に相当する。
無視できないのは、その母数、集団がどの集団かということです。
中学校でいくら平均点があったからといって、
高校に行き、平均点がとれるかというと、
それは、難しいです。
公立の場合だと、中学校は、その地域のその年代の人たち全員が
対象となり、通学します。
高校は、ある一定レベルの学力を有する者を選抜して入学させます。
つまり、集団が違うのです。
高校により、学力レベルが違うので、比較的偏差値の高い集団に
ひょこっと入ると、一気に偏差値が下がることも起こります。
中学時代、偏差値60だと浮かれていて、高校に入学した途端、
偏差値35とか、簡単になります。
なぜ?って、その(母)集団が違うからです。
じゃ、どうすればいいんでしょうか。
私個人の意見としては、
「平均点に安住志向は危険!」
ということです。
<平均点があれば~>=<将来、中流であれば~>
に、つながっていきます。
一億総中流という言葉があります。
1960年代あたりから国民全体に広がり、
1970年代に定着、その後、
バブル崩壊、リーマンショックを経ても、
まだ、国民意識としてあると言われています。
今の、コロナ禍で多少変化があるかもしれません。
平均点があれば、中流になれるのか。
これは、なかなか難しいのではと思います。
学力と言われる面で、大成していきたいと考えるなら、
平均点では難しいでしょう。
たとえば、芸術や、音楽、スポーツを考えてみてください。
はたして、平均点くらいできていて、その世界でそこそこ
稼げるでしょうか。
私は、ピアノを10年ほど習っていましたが、
その間で、音楽の道へ進みますか?と
問われて、まだ、小さかったとはいえ、
無理だなと、自分でも思いました。
芸術、スポーツも同じでした。
あとは、普通の勉強しかありませんでした。
となるとですよ、必死にやらざるをえない。
それしかないんですから。
平均点に安住していてはいけないのです。
もちろん、最低限の暮らしができたら
それでいいという考え方もありですし、
また、諸事情(環境や、持ってうまれた性質、体力、気質などなど)により、
親が現状を超えたものを子どもに望んだり、
本人がいくら望んでも
厳しい場合もあるでしょう。
そういう場合は場合で、平均点志向は危険じゃないか、
もっと、違う尺度で、人生を、将来を、現在の毎日を考えていくべきじゃないか、
学校に行けなくても、
やりたいことがあるかもしれない。
その気持ちを支えてあげることで、
やりがい、生きがい、また、稼げるようにも
なっていくんじゃないかって思います。
平均点で中流にはなれない、どの世界でも
と考え、努力していく
ことが必要なのではないか、わたしは、そう考えます。