このシリーズでは、
過去20年以上にわたって
200社超の顧問先をサポートしてきた
経験をもとに、
成功している起業家さんの特長などを
お伝えしていきます。
今回は、
価格を決めるときの4つの要素とは?
起業するときに悩むことの一つが、
価格をいくらに設定するかという
「値決め」ですよね。
価格というのは、
教科書的には
主に次の4つの要素から決まる
と言われます。
・コスト(原価)
・需要(顧客価値)
・競争
・ブランド(心理的要素)
たとえば、
仕入原価55円のミネラルウォーター
のペットボトル。
この販売価格を
いくらにしましょうか?
普通に
スーパーやコンビニで売るなら、
80円~110円ぐらいかな?
(→最低でも原価以上)
これがもし
砂漠のド真ん中で、
喉カラカラで死にそうな人
に対して売るなら、
3,000円とか5,000円でも
売れるかもしれません。
(→需要の大きさ=顧客価値)
ただ、そこで
水を販売する業者が
他にも現れた場合には、
きっと1,500円ぐらいまで
値下げする必要が出てきますよね。
(→競争の発生)
そしてもし
ペットボトルの売り子が
超一流の有名人(今だと大谷翔平選手
とか?)で、
ツーショット写真もOK
だったりしたら、
大ファンなら
10,000円でも買うかもしれません。
(→ブランドの力=心理的要素)
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まとめると、
1)原価を低く抑えながら、
2)競争の少ないフィールドで、
3)需要(顧客価値)の高い
商品サービスを提供し、
4)ブランド力を徐々に上げていく
というのが
「高価格」化を目指す王道である
ということでしょうか。(^_^)
経営の神様と呼ばれる
稲盛和夫さんの、
有名な「稲盛経営12ヵ条」には
「第6条 値決めは経営」
とあります。
それぐらい
値決めというのは
「奥が深い」ということなのかも
しれませんね。