続いて「4)その『法人』を動かすのは誰なのか?」です。
株式会社の場合,通常「代表取締役」が動けば,その「法人」が動いたことになります。会社の契約について,「代表取締役」の名前で契約書の取り交わしを行うのもその様な理由からです。
さて,「代表取締役」をどのように決めるかですが,通常それは取締役会の過半数の決議で決まります。よって「取締役会は,その決議によって代表取締役を選定する。」といった形でその旨の定めを置くことになります。
ちなみに,通常「代表取締役」は会社に1人ですが,複数選定しても構いません。大きな会社で「代表取締役副社長」といった役職名の人が出て来るのもそのためです。
このほか会社によっては「常務」や「専務」という役が付いた取締役を選定される場合もあります。これは上述の「代表取締役」のような法律上の概念ではありませんが,社内ルールで「代表取締役」が持っている権限の一部を分配した上,その権限の行使を担うものとして,以上の様な「役付取締役」が選定される場合もあり,定款でその旨の規定が置かれる場合もあります。
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