前回の記事の最後に、

パートの契約上の労働時間が、おおむね週30時間以上だと、

「正社員」と同じ扱いになり、「健康保険」と「厚生年金保険」にも加入させる必要がある

――と書きました。

 

「おおむね」と書いたのは、会社によって時間数がことなるからです。

 

「正社員」とは一般的に、フルタイム(最長1日8時間、週40時間)の契約で働く従業員です。

そして、パートであっても、「週の労働時間」「月の労働日数」がそれぞれ正社員の4分の3以上の契約ならば、正社員と同じ扱いとなり、

「健康保険」と「厚生年金保険」に加入させなければなりません。

 

例を紹介します。

あなたの会社で、「正社員」は契約上「週40時間、月20日」働く、

と決めたとします。

その場合、契約上「週30時間以上、月15日以上」働くパートは、

正社員と同じに扱い、「健康保険」と「厚生年金保険」へ加入させます。

 

このルールを頭に入れていただき、

【ケース4】法人を設立し、「正社員」を雇う

ケースを考えてみましょう。

 

このケースでは、

▽社長のために「健康保険」と「厚生年金」

▽正社員のために「健康保険」「厚生年金保険」「労災保険」「雇用保険」

の届出が不可欠です。

 

以下の届出書類を提出します。

① 新規適用届

② 被保険者資格取得届

(扶養家族がいる場合)

③ 健康保険被扶養者(異動)届/国民年金第3号被保険者関係届

 

④ 保険関係成立届

⑤ 概算保険料申告書

⑥ 雇用保険適用事業所設置届

⑦ 雇用保険被保険者資格取得届

 

③は、社長や正社員に扶養家族がいる場合のみ、提出します。

 

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