このシリーズでは、
起業準備中の方や
起業して間もない経営者さんから
よくいただく質問を挙げて、
一般的な回答をしています。
今回は、
「法人の決算月って、
いつにするのがいいんですか?」
のつづき。
前回のクイズは、いかがでしたか?
考えてみていただけました? (^_^)
私のおすすめする決算月の決め方は、
「ある月」の「ひとつ前の月」を
決算月にする
というものなんですが、
いったい
「ある月」とはどんな月か? (^_^)
答えは、
「一年でいちばん売上が多い月」
なんです。
たとえば、
あなたの会社の売上が
毎年8月に集中するとしたら、
そのひとつ前、
つまり7月を決算月にする
という作戦ですね。
理由は、主に2つあります。
ひとつは、
タックスコントロール(節税)が
しやすいということ。
もうひとつは、
納税資金が用意しやすいこと。
いずれも
けっこう重要なポイントですので、
それぞれ説明させていただきます。
もし、
8月にガツンと売上が立つ会社
たとえば
大型プール施設に入っている飲食店
などが8月決算にしておくと、
仮に7月までトントンの損益で
推移していたとしたら、
せっかく頑張って稼いだ
8月の大切な収益から
そのまま
ガッツリ法人税を支払うことに
なってしまいます。
節税するための時間(日数)が
ほとんど取れないまま
決算日を迎えるからですね。
それよりも、
いちばん稼げる8月を
事業年度の「先頭の月」にしておき、
一年かけて
じっくりタックスコントロールを
していくといいでしょう。
それと、納税資金。
法人は通常、
決算月の「翌々月」に
法人税や消費税などを納税する
ことになりますので、
7月決算にしておくと
8月で稼いだキャッシュで
9月末の納税をスムーズに
済ませることができますよね。
よかったら
ぜひ参考にしてみてください。(^_^)/
そして、もう一つの決め方。
長くなってしまったので、
次回にお伝えしましょう。(^_^)
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(^_^)/