このシリーズでは、

似ていて間違えやすい
2つの言葉を比較して、

その違いについて
分かりやすく説明します。


今回は、
元金均等返済と元利均等返済の違い
について。


借り入れをすると、
当然ながら返済しなきゃいけません。


その返済の仕方が
大きく2種類ありまして、

それが
「元金均等」返済と「元利均等」返済

この2パターンですね。


文字どおりと言えば文字どおり
なんですが、


元金均等返済は
「元金」がずっと一定額で、

元利均等返済は
「元利」つまり「元金+利息」が
ずっと一定額

という違いがあります。


ごく簡単にシミュレーションすると、

借入金額 3,000万円
金利 年1%
返済期間 35年

という条件として、


<元金均等>の場合

1ヶ月目  96,427円
(うち利息  24,999円)

2ヶ月目  96,368円
(うち利息  24,940円)

3ヶ月目  96,308円
(うち利息 24,880円)

4ヶ月目  96,249円
(うち利息  24,821円)

5ヶ月目  96,189円
(うち利息  24,761円)

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<元利均等>の場合

1ヶ月目  84,685円
(うち利息  25,000円)

2ヶ月目  84,685円
(うち利息  24,950円)

3ヶ月目  84,685円
(うち利息  24,900円)

4ヶ月目  84,685円
(うち利息  24,850円)

5ヶ月目  84,685円
(うち利息  24,800円)

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という感じになりますね。


「元金」均等返済の

メリットは
トータルで支払う利息が少ないこと、

デメリットは
返済開始時の負担が大きいことで、


「元利」均等返済のほうは

メリットが
返済額を毎月一定に保てること、

デメリットが
トータルの利息支払い額が多いこと


というところでしょうか。


一般的には、

住宅ローンは「元利」均等返済

事業の借入金は「元金」均等返済

というケースが
圧倒的に多いと思いますね。

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