「社会保険の意義」をお伝えする、このコラムもいよいよ最終回。
今日のテーマは、雇用保険です。
🔼雇用保険
雇用保険は、その名の通り「雇用を守るための保険」です。
国が運営しています。
窓口は全国のハローワークです。
従業員を1人でも雇う法人・個人事業主は、従業員を雇用保険に加入させる義務があります。
正確には、
①労働時間が「週20時間以上」の契約
②「31日以上」雇う見込み
の両方にあてはまる従業員です。
事業主は、従業員から保険料を徴収し、事業主の負担分と合わせて国へ納めます。
集まった保険料は、主に、求職中の人に手当として支給されます。
仕事がない間の生活を支え、早めに次の職場を見つけられるよう応援するわけです。
また、企業で働いている人が、育児休業や介護休業をとっている間にも、手当を出します。
働き続けたいのに、育児や介護のために退職せざるを得ない……なんて不幸が起こらないようにするためです。
雇用を安定させる助成金にも使われています。
コロナウイルス禍で、多くの企業が受け取っている「雇用調整助成金」。
この助成金にも、雇用保険のお金が充てられています。
おかげで、企業は従業員に給与を支払い、雇い続けることができているのです。
まさに、「今の日本を支えている感」がものすごい保険なのです!
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ここまで、7回にわたり「社会保険の意義」をお伝えしてきました。
そう遠からず、今度は「具体的な事務手続き」について書こうと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。
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