(5)アクションプラン
それではいよいよ、事業計画の最後のフェーズ、「アクションプラン」です。「自社の強みを、市場の機会にぶつける」というストーリーを、具体的に「何を・いつまでに・誰が」行うかに落とし込んでいきましょう。
 
例えば、サラリーマン時代に海外関連の仕事をしていて、貿易実務やマーケティングに詳しいという強みを持った方が、中国から商品を輸入してネット通販を開始するとしましょう。
まずは販売開始するという目標に向け、何を行うべきかを洗い出して、目標から逆算してスケジューリングします。具体的には、市場のリサーチ、商品企画、工場探し・交渉、サンプル確認、商品輸入、楽天アカウントの開設、商品登録の為の写真撮影、カタログ作成など、沢山項目が出てくると思います。
 
業務を棚卸して、項目をリストアップして、優先順位をつけて「何を・いつまでに・誰が」行うのかを整理しましょう。「ガントチャート」と言いますが、やるべきことを可視化することで、先々を見据えながらも、足元のアクションに集中して取り組むことができます。また、必要な業務の棚卸をすることで抜け・漏れが減少します。
 
業務が可視化されると、必要に応じて外注化することも検討できます。
 
業務を棚卸の上、ゴールから逆算して、「何を・いつまでに・誰が」行うのかをガントチャートに落とし込むことで、計画的で、実現可能性の高いアクションプランになります。
 
ガントチャート例(販売開始から逆算で「いつまでに・誰が・何をするか」を見える化)