(3)競合優位性・市場環境(つづき)
前の記事で、強みを意識しながら事業を行うことが大事であり、①他社との比較、②お客様が喜んでくれるか、を意識することが重要ということをお伝えしました。
ここで、そもそも皆さんが提供する製品・サービスに「市場」があるのか、「市場トレンド」は追い風か?ということを考えることも大事です。
前回の記事で、強みを意識する際に、「お客様が喜んでいるか?」ということをお話しました。参入する市場に一定数の売上が見込めるお客さんがいるのか(市場はあるのか?)を意識することはとても大事です。
マーケティング用語でSWOT分析というものがあります。SWOTは英単語の頭文字を集めたもので、強み(S, Strength)・弱み(W, Weakness)・機会(O, Opportunity)・脅威(T, Threat)のことです。4つのポイントを洗い出し、「自社の強み」を活用して、「狙った市場(機会)に参入」することが、事業の成功確率を高めるという考え方です。
どれだけ美味しいシュークリームを作っても、無人島に持っていっては売れません。対象となる市場があるのか?例えこれまでに市場はなくても、新しい市場を作れるのか?これを想定しながら事業をスタートするか否かで、事業が成功するか否かは大きく変わります。
事業計画では、こういったSWOT分析を行い、「強みを機会にぶつける」ことを軸に「事業の方向性」を考えていきます。