それでは「法人」にはどんな種類のものがあるでしょう?

大まかに分けますと,「法人」は「営利法人」と「非営利法人」に分けられます。

ここで「営利」というと「世の中から一切金をとってはいけない」という意味だと勘違いする方がいるのですが,そういう意味ではありません。

「事業をして世の中から集めた儲けを出資者(出資した人)に分配すること」を目的にしているのが「営利法人」,そこを目的としない(要するにお金が集まっても基本的には出資者に分配せず「法人」でやろうと思っている活動に使用する)のが「非営利法人」です。

「営利法人」には主に会社法という法律に規定があり,世に良く知られている「株式会社」のほか,「合名会社」「合資会社」「合同会社」といったものがあります。

「非営利法人」は様々なものがありますが(例えば宗教法人なども広い意味ではそれです)一般に良く使われるものとしては「特定非営利活動法人(NPO法人)」「一般社団法人」などがあります。