「あ!ここっ!さっき言ってたお店だよ」

パッと組んでいる腕を離した。

「へー!ここか!俺はよくこっち行くなぁ」

「ここ~?そうなんだ♪」


「…。」

外した手をどうしたらいいか分からなくなった…


「行くよ」

アツシから手を繋いでくれた。

「!ちょっと!
なんか手がすごくがさがさだよ?(笑)
乾燥?」


「いや、中学の時に掌ケガしてから再生しなくて、がさがさなんだよー」

「そんな事があるの!痛くない?」


「うん、痛くないよ」


「イルミネーションきれいだね」

アツシがツリーの前で足を止めた。

ツリーの前で手を繋いでアツシといると、
すべてがキラキラして見えた。

キラキラの中の私たちは絵に描いたみたいな二人だと思った。


アツシがわざとロマンチックに演出した気がするけど、心がほんわりした。