女 松田優作賞 | StarTrooper達へ

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 70~80年代を代表する映画スターで、89年に死去した松田優作さん(享年40歳)にちなんで昨年新設された脚本賞「松田優作賞」の初代グランプリ作品「百円の恋」(脚本・足立紳)が映画化されることになった。「女ボクサーを目指す元引きこもり」という役どころの主演女優は、大規模オーディションを敢行し募集。優作さんの妻で女優の松田美由紀(52)らが審査し「女・松田優作」を発掘する。あす6日は優作さんの命日。優作さんの没後25年にあたる来秋の公開を目指す。

 強烈な存在感と色気、激しいアクションもこなせる身体能力で、「太陽にほえろ!」「探偵物語」「ブラック・レイン」など多くの名作を残し、現在も幅広い層からカリスマ的な人気を誇る優作さん。没後25年となる来秋、その精神を継承する「女・松田優作」が誕生する。

 「松田優作賞」は、優作さんの出身地である山口県で開催されている「周南映画祭」において、優作さんの志を受け継ぐクリエイターを発掘すべく新設された脚本賞。国内外から151本もの脚本作品が寄せられたなか、足立氏の「百円の恋」がグランプリを獲得した。

 「百円―」は、実家を飛び出し、深夜の100円ショップで働くことになった元引きこもりのアラサー女性の一子が、ある中年ボクサー・祐二との出会いや恋を機に、自らも女ボクサーを目指すようになる―というヒューマンストーリー。男女の挫折や再起を真正面から丁寧に描いた感性が高い評価を受けた。

 主人公・一子は、激しいボクシングにも耐えうるアクションセンスと、ラブシーンにも果敢に挑める度胸が必須となる難役であることから製作サイドはオーディションを行い、運命の女優を発掘することになった。応募資格は日本の芸能事務所に所属するプロの女優であることで、キャリア、実年齢は不問。美由紀夫人、映画プロデューサーで「セントラル・アーツ」代表の黒澤満氏がオーディションの監修を務める。

 武正晴監督がメガホンを執り、相手役の祐二には、優作さんを敬愛する人気俳優を起用。優作さんにゆかりのある役者陣にも特別出演を依頼する予定だという。周南市、下松市の両フィルムコミッションなどの全面協力の下、来春クランクインする。故郷・山口ロケなども行う予定といい、25周年のメモリアルイヤーにふさわしい作品になりそうだ。オーディションの問い合わせはinfo@breathinc.comまで。

 ◆松田 優作(まつだ・ゆうさく)1949年9月21日、山口・下関市生まれ。下関一高卒業後、73年、映画「狼の紋章」でデビュー。同年、日テレ系「太陽にほえろ!」のジーパン刑事役で人気爆発。代表作は「探偵物語」「野獣死すべし」「陽炎座」「家族ゲーム」など。89年、米映画「ブラック・レイン」で冷酷な悪役にふんし、全米でも絶賛されるが、その直後の同年11月、ぼうこうがんのため40歳で死去。俳優の松田龍平、翔太は息子。