失われた時を求めて | StarTrooper達へ

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DragonRinからStartrooper達へのメッセージ


この小説を勧めてくれた大学の女友達、まさに今は失われた時を求めてになってしまった。あの当時は、フランスは大人の国として憧れのようなものを抱いていた時代。フランス映画にも名作が多かった、それも、若き日の恋心をときめかせてくれるようなものが。
そんなこと思いながら、秋の日の木漏れ日の中読み返している、マドレーヌの味はどのようになっているのか。

プルーストが半生をかけて執筆した大作、1908年頃から「サント=ブーヴに反論する」という評論を書き、そこから徐々に構想を得て、『失われた時を求めてという小説にした。 1913年に第1編を自費出版、1919年、第二篇『花咲く乙女たちのかげに』はゴンクール賞を受賞。第四篇まで完成したところでプルーストは死去(1922年)。未定稿の状態であっものん弟らが遺稿を整理して刊行を引継ぎ、第七篇を1927年に刊行して、ようやく完結。
物語は、ある日語り手が口にしたマドレーヌの味をきっかけに、幼少期に家族そろって夏の休暇を過ごしたコンブレーの町全体の記憶が鮮やかに蘇ってくる、という「無意志的記憶」の経験を契機に展開、自らの生きてきた歴史を記憶の中で織り上げていく。
第一次世界大戦前後の都市が繁栄したベル・エポックの世相風俗を描くとともに、社交界の人々のスノビズムを徹底的に描いた作品。
物語全体はフィクションであるが、作者の自伝的な作品という要素も色濃い。名前のない主人公の「私」はプルースト自身を思わせる人物で、少年期の回想や社交界の描写などにプルーストの経験が生かされている。また、結末で「時」をテーマにした小説を書く決意をするシーンがあり、作品は円環していく。