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 美容サロンの業界では、ミラーレンタル(面貸し)というシステムがある。これは、鏡やカット台など、施術に必要な設備を、フリーの美容師に貸し出すシステム。首都圏では、原宿、表参道、青山のサロン(美容室)などで行われており、時間制なら1時間で1,500~2,500円、歩合なら45~65%くらいの還元率が相場だという。

 最近では、このミラーレンタルを専門に行う美容室も登場している。7月末にオープンした愛媛県松山市の美容室「HAIR SALON CREER」もこのミラーレンタル方式を採用している。登録システムは3タイプあり、月額賃料80,000円の月額利用、日額固定賃料7,000円の日額利用、1時間1,500円の時間利用が可能。美容師は仕事や生活スタイルに合わせて利用でき、保証金や敷金等の負担もない。設備等は準備されており、薬剤や自分の道具のみの持参でスタートでき、店側も集客を行ってくれるという。

 このシステムは、美容師、サロン、顧客のそれぞれにメリットがあるとみられる。まず美容師は、ミラーレンタルを行っているサロンを活用することにより、自分で店舗を構えるリスクを避け、自由に時間を有効活用しながら、自分流の働き方を生みだすことができる。一方、サロンは空いたカット台をレンタルすることにより、稼働率をアップでき、無駄のないスペース利用が行える。また顧客は店舗にとらわれずに、気に入った美容師に施術してもらうことができる。

 しかし、美容師にとっては、店舗に所属しないことによるデメリットが生じることもある。利用料金や空間、場所のバランスが大切で、いかに顧客を抱えているかが重要なポイントになる。顧客側も「サロン」という安心感を手放すことになるので、気に入った美容師に出会えるか、選択眼も必要になりそうだ。

 美容師の業界にも多様な働き方が広がっている様子がうかがえる。


(加藤 秀行 、 簗瀬 七海)
(この記事は経済総合(MONEYzine)から引用させて頂きました)








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