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「王子様フリマ」に行ってみた!

~人と地球にやさしい「エコガール」になろう♪~

 ぶらりと街を歩くのが心地よい季節。この時期、駅前広場や公園などのオープンスペースで、数多くのフリーマーケット(フリマ)が開催されます。

 買うほうにとっては、安くてカワイイ掘り出し物を探せるチャンス。一方の売るほうにとっては、ちょっとした副収入が得られるのはもちろん、使わなくなった物をうまく断捨離することで、賢いエコにもつながります。

 それだけではありません。さらに、フリマは「エコ」を通じて、買う側と売る側が偶然出会える貴重な場。20~30代女子にとっては、女子力アップや「恋活」の場にもつながっているようです。

●「出品できるのは独身男性のみ、お買い物できるのは女性だけ!」●


「王子様フリマ」、次回はこの週末の5月11日だ。 11年春、そんなユニークな呼びかけで始まったのが、「王子様フリマ」。呼びかけどおり、売る側は独身男性限定、買う側は女性のみのフリマである。

 主催者は、東京・目黒の目黒通り沿いにあるホテル「CLASKA(クラスカ)」(運営:コンシーズ)。08年に昭和のホテル「ニュー目黒」をリノベーションする形で再オープンした、オシャレで個性的なデザインホテルだ。

 ホテルが入居するビルにはレストランやバー、ギャラリーなども併設されていて、季節に応じた様々なイベントが行なわれる。「王子様フリマ」もその一つ。11年は春と秋に2回開催され、今年5月11日が3回目だ。

 アパレル勤務のA子さん(30代前半)は、一昨年、エコな視点から断捨離に開眼。要らなくなった物をネット上のフリーマーケット「ショッピーズ」(運営:スターダストコミュニケーションズ/渋谷区)で売り始めてから、フリマで売り買いする魅力に取り付かれた。自分の物が売れるかどうかより、「今日は誰が何を出品してるのかな」と毎日サイトを覗くのが楽しくなっていたという。

 そんなとき(昨年)、女友達に「王子様フリマ」に誘われた。

 「出品者が独身男性だけって、どんなイベントだろうって興味があった。フリマなのに、何を買うかより“何を着ていくか”に悩んで、力が入っちゃいました」と笑う。

 なぜ着るものに悩むのか。女性ならお気づきだろう。王子様フリマで出品者となる独身男性には、イケメン系の男子も含まれる。彼らはフリマ会場で、私物や手作りのグッズ、あるいはみずからのパフォーマンスなどを売るのだが、それで終わりではない。

 A子さんのように買い物にやってきた女性たちが、受付で入場料500円を支払って受け取るのは、「ときめきカード」。王子様フリマ公式の連絡先交換ツールで、心ときめく出店者(男性)が見つかれば、女性が自分の名前や連絡先、出店者へのメッセージを書いて直接手渡せる仕組みだ。

 A子さんは「前回は、記入まではしたけど、恥ずかしくて結局渡せなかった」とうつむく。

 ただ、フリマにはデザイン小物や雑貨、古着など、琴線にふれるグッズがいくつも出店されていて、「“王子様”との会話が予想以上に楽しかった。趣味のグッズや買い物について、男性と真剣に話したことがなかったから、「男の人はそう考えるのか」ってすごく勉強になりました」とも言う。

 一方、外資系IT企業の派遣社員、B子さん(20代前半)は、昨年から「ギャルマ!(ガールズフリーマーケット!の略称)」にハマっているという。こちらは、「女の子による、女の子だけのためのフリマ」。文字どおり、出店者も入場者も女性限定。B子さんが言うには「女子力アップを実感できるイベント」だそうだ。

●「私のセンスは悪くない!」……「ギャルマ!」の魅力って●


 「ギャルマ!」の主催者は、WEBサービス関連企業のミツバチワークス(東京都渋谷区)。2007年、おもに10代後半~20代女性をターゲットに、ケータイブログサービス「DECOLOG(デコログ)」をオープンした。デコメールなどを使ってカラフルなブログを作成できるサービスが話題を呼び、昨年春には過去最高の65億ページビューを記録した。

 10年5月には、大阪を皮切りにリアルの場でフリーマーケットの展開をスタートさせ、その後、東京、名古屋、福岡も含めた全国4つの会場で開催するようになった。昨年(第4回)は、4会場で計2万5000人を集客。今年もGW前後に、女子限定のフリマとして開催している(今後は、5月20日に福岡で開催予定)。

 先のB子さんは、「デコログ」のヘビーユーザー。朝起きてから夜寝るまでに最低でも1日20回はアクセスする。毎日自分のブログを更新するのはもちろんだが、彼女が「デコ友」と呼ぶ、同じデコログユーザーのブログを覗くのが楽しい、とのこと。昨年からは、ギャルマ!に出品もするようになった。

 「ギャルマ!の時期が近づくと、出店者の特設ページが用意されて、どんな物を売るかっていう情報をアップできる。デコ友や去年、ギャルマ!の会場(東京)で知り合った子が、今年はどんな服や小物を出すのか。事前にやりとりできて、フリマ当日までに気分がアガる(盛り上がる)んです」。

 B子さんの「デコ友」で、同じくギャルマ!にも出店するC子さん(20代半ば)は現在、都内のある美容サロンで修業中。将来は、ヘアスタイルからネイル、ファッションまでを提案するコーディネイターになりたいという。

 「出品するのは、セレクト(ショップ)やマルキュー(渋谷109)で買った古着が多い。いまは着なくても、前はそれなりに選んで買ったものばかり。会場に来た女の子たちが、それを見て「カワイイ!」「センスいい」と褒めたり買ったりしてくれると、夢に向かって頑張ろうって思える」と、目を輝かせる。

 B子さんも、やはり女性どうしの対話に「やりがい」を感じている。

 過去に自分が買った、服や雑貨。使わなくなって整理する段階で、少なからず「なんで私、こんなの買っちゃったんだろう」と後悔が頭をよぎる。

 「でも、フリマやブログで誰かに褒められると、「センスが悪かったんじゃない。飽きちゃっただけ」って分かってホッとする」とのこと。フリマ会場で「こんなふうに使ったらカワイイよね」「あ、その靴と合うかも~」などと女性たちと話し込むことで、新たなファッションのヒントも生まれるという。

 初めは「不要品を売り、掘り出し物を買う」というエコ発想。でも、会場やブログを通じて女性どうしでやりとりするうち、「女子力アップ」を肌で実感できるというのだ。

 19世紀、パリ郊外で行なわれていた蚤の市に端を発するとされるフリーマーケット。日本で注目されたのは、1980年。日本リサイクル協会が大阪球場で大規模なフリマを実施したのがきっかけだと言われている。

 それから30年超が経ったいま、フリマは「エコ」ブームに支えられながらも、単に物を売り買いするだけでなく、20~30代女子の恋活や女子力アップに役立つ場へと進化した。

 今後どのように発展していくのか、目が離せない。

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牛窪 恵

マーケティングライター。インフィニティ代表取締役。財務省財政制度等審議会専門委員。1968年東京生まれ。日大芸術学部映画学科(脚本)卒業後、大手出版社に入社して編集、PR担当後、転職し、2001年に起業。トレンド、マーケティング、小売流通、ホテル、旅行関連などをテーマに執筆、講演を行う。4月から東京女学館大学講師、テレビ番組のコメンテーターも務める。主な著書に『男が知らない「おひとりさま」マーケット』『独身王子に聞け!』『ただトモ夫婦のリアル』(いずれも日本経済新聞出版社)など。


(この記事はエンタメ総合(日経ウーマンオンライン(日経ヘルス))から引用させて頂きました)

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そんじゃまた!(^o^)

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