1574年 織田信長は、朝倉義景と浅井長政を討ち滅ぼし第15代征西大将軍 足利義昭を放逐して室町幕府を滅亡させる。そして、重臣である丹羽長秀に縄張りを命じ、天下布武の居城として近江国安土に豪壮華麗な安土城を築城し、翌1575年に竣工する。
 1580年 遂に石山本願寺法主である顕如光佐を屈伏させて、10年間に及ぶ石山戦争に終止符を打って和議を締結し退去させる。そして、石山を古の地名である難波に因んで浪華と改め安土城築城時と同じく丹羽長秀に縄張りを命じ、その跡地に天下の居城となる豪壮華麗な浪華城を築城する。
 1585年 信長は、天下布武(天下統一)を成し遂げ、朝廷より征東大将軍を請い受け、浪華幕府(織田幕府)を開府する。以後、幕府は1874年まで290年間続き、後世に於てこの時代は浪華時代と呼ばれるのである。
 信長は、第2次木津川合戦の際に造船した鉄甲船の技術を活かして南蛮船を原型にして竜骨を持った日本独自の外洋船を次々に造らせ交易による開拓によって領地を広げ、北は極東から南は豪州まで日本の領土となり現在に至るのである。
 そして、1875年 明治維新を迎えて浪華は西京と改め日本の首都として現代に至るのである。
 尚、これは1957年にプリンストン大学の大学院生であったヒュー・エヴェレット3世が提唱した定式を元に、ブライス・デウィット博士によって提唱された量子力学の観測問題に於ける多世界解釈論により多数存在するとされる“パラレルワールド”の1つである!