ソローキンの見た桜 | chocoのつぶやきブログ

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先日観た映画の感想を。
観たのは「ソローキンの見た桜」
愛媛の松山では日露戦争が始まった年に全国初の捕虜収容所が設けられました。
日本は世界から一流の国だと認められるためにハーグ条約を遵守。外出やアルコールの購入などが許されたロシア兵捕虜は、温泉に入ったり、観光したりと自由を楽しみました。
当時の松山の人口約30000人に対して、多い時では4000人ものロシア兵が収容されていたようです。
 
そんな中でも、負傷し、看護の甲斐なく亡くなってしまったロシア兵98名を埋葬しているのがロシア兵墓地で、100年以上経った今も地元の中学生らの毎月の清掃活動でとても綺麗に保たれています。
以前訪れた時も、雑草も生えず、一つ一つの墓標に花が供えられているのを見て胸が熱くなりました。
 
物語は、捕虜として収容されたロシア将校のソローキンと日本人看護師ゆいとの恋。
許されることではないと頭では分かっていても、気付いた時にはどうしようもないくらい好きになってしまっているのが恋。
それは衝動とか盲目とか激しさもあって、時には誰かを傷つけたり、自分たちも傷ついたり。
 
愛は、全てを受け入れて、包み込むような大きな気持ち。
終盤にゆいのその後を知った時、それこそが愛が成せたことなんじゃないかと驚き、恋と愛とどちらがゆいを幸せにしたのか考え込んでしまいました。
 
地元の劇場で上演されたもう一つの恋物語も登場したり、舞台が松山ということもあり、身近な場所がたくさん登場するだけで親近感。
そしてやはり帰りには桜を眺めたくなりました。