永い言い訳 | chocoのつぶやきブログ

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日々の小さな出来事を大きな思い出にして。

先日のお休みの午後、映画を観に行きました。
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ある日、突然の事故で亡くなる2人の女性。
冷めきった関係の妻を亡くしても涙も流れないような夫と、反対に妻を心から愛していた夫と子供達。

自分のことしか愛せないようなダメな夫の目線で観るような映画だと思うのですが、やはり子供達を残して逝くことを覚悟していた私の目線は、どうしても遺された子供達に向いてしまいました。

自分の悲しみと苦しみしか見えてない父親は、子供達の心の中まで目が届かない…
当たり前が機能しなくなり、家の中が荒れ、子供達の外も中も乱れていく。

疲れて炬燵で寝てしまった男の子が息子と重なり、いろんな未来を諦めていく様子が娘に重なりました。

私の入院中に病院に来た子供達の、少し汚れた顔や寝癖や雑に選ばれた服を見て、悲しく想像したことがスクリーンの中にリアルに浮かんで見えました。
今の私の想いがどうであれ、あの時、生きていてよかったと心から思いました。

小説家である夫の手帳に書かれる「人生は他者だ」という言葉。  
自分のためだけに生きることは、簡単だけどある意味虚しい。
誰かのために生きたいって思える方が強く生きられる気がします。  
その誰かがそれを必要としなくなったり、その誰かを見失ったと感じた時に、生き続けることへの怖さを感じるようになるのかも。

突然の死と遺された者を通して「死ぬことへの怖さ」と「生きることへの怖さ」の両方が描かれているように感じた映画でした。