掃除や洗濯を済ませて、以前借りてきたのに観ることができなくて
泣く泣く返却したものの、やっぱり観たくて借りてきたDVDを鑑賞。
「最強のふたり」

スラム街出身の黒人男性(ドリス)が、失業手当を目的に、サインを貰う為だけに
受けた、頸椎を損傷して体が麻痺してしまった大富豪の男性(フィリップ)の
介護の面接で、なぜか男性の介護人に雇われ・・・というストーリーですが
目に見える障害はないものの、同情されることの多い病気を抱えている身としては
「彼だけは私に同情していないんだ」と語ったフィリップの言葉のとおり、
「同情されない優しさ」の有難さが少しは分かるつもりです。
「大丈夫?」と聞かれた時の返答に困る感覚。
腫れ物に触るように接してもらうより、普通に接してほしい。
できないことにだけ、手を貸してほしい。
その思いが叶えられないまま淡々と過ごしていた日々に現れたドリスの、
障害を障害とも思ってない態度に困惑しつつも、どんどん深まっていく絆。
手も動かないフィリップに向かって、携帯電話を当たり前のように差し出して
しばらくして「あ、そうか」と気付いたり、
車イスのフィリップにジョギングをしながら「早く」と急かしたみたり、
言葉や態度は冷たいように見えても、本当に苦しい時は優しい手を
迷わず差し伸べてくれる。
不幸だと思いがちなことも、笑い飛ばしてくれる子供のようなドリスの笑顔。
お互いに正反対とも言える位置に存在している価値観や垣根さえ
認め合い、笑い合って、なんなく乗り越えていける2人。
まさに2人が一緒になると「最強のふたり」でいられると思います。
後半の髭剃りのシーンと、ラストのドリスの笑顔が最高でした。
実話だということですが、現在のお二人の状況がチラリと出てきて
きっと幸せなんだろうなと思えて嬉しくなったりしました。
映画を観て、私の周りにいてくれる人たちに素直に感謝したい気持ちと
私を病気の私ではなく、ただの私として見てくれていることに
改めて気付いて幸せな気持ちを感じています。