ラグビーワールドカップ日本代表が本当に素晴らしい戦いを見せてくれた。これ以上もう出す力がない所まで出し尽くしている事をテレビで見ているラグビー素人の自分でも見てわかった。そこまでできるファイティングスピリッツはとことん練習し尽くしたから出来ることだろう。今回ラグビー日本代表は未知のゾーンへ入ったのだが、単純にその差が出たのだろうと思う。その差とは前回まで予選リーグ4試合は体験ゾーン。決勝リーグは未体験ゾーン。そこは体験しているチームと体験していないチームの差が出るのだろうと思った。特に番狂わせが少ないスポーツの代表のひとつがラグビーだ。そういうスポーツ程経験値というより体験値が重要だと思う。南アフリカは過去2回優勝を経験しているチーム。決勝リーグでの戦いぶりは本当に強く感じた。日本代表チームは予選を勝ち上がり、決勝リーグ一戦までは経験(体験)したので次は決勝リーグ二戦まで行ける道筋はできた。その4年後の準備をすることが日々の練習課題となった。4年後が楽しみだ。そんな感じでラグビーを見ている最中に読んだ「もし僕らのことばがウイスキーであったなら」村上春樹・新潮文庫を読んだ。何とモルトウイスキーのお話しなのでスコットランド(アイラ島)やアイルランドのお話しだったのでラグビーと思いを共にして読んでいた。スコットランドとアイルランドのラガーマンも日々の生活の中でウイスキーと仲良くお付き合いしているのかなぁなんて考えたり、風土などをすごく感じるとても素敵な紀行集だった。ウイスキーに纏わるお話しなので当然文章を読んでいるとウイスキーが飲みたくなる。アイラ島に行ってみたくなった。