「司法試験は難しい」とよく言われるが、
実際のところ、どんな試験制度なのか知らない人は、そう少なくないハズ。
さらに、法科大学院制度が出来上がって、少し複雑になっている。
そこで、司法試験について、簡単にまとめてみようと思う。
司法試験は、旧司法試験(現行司法試験)と新司法試験の2つがある(コレ、基本中の基本)。
とりあえず今日は、旧司法試験についてまとめてみます。
<旧司法試験>
一次試験と二次試験に分かれている。
一次試験は、いわゆる教養科目をベースとした試験。かなり難しいらしい。
誰でも受験できる。
この一次試験は、大学で教養科目の単位等を取れば免除される。
大抵の司法試験受験生は、大学に通って一次試験をクリア(免除)し、二次試験から受験するものと思われる。
二次試験は、択一式(選択式)→論文式→口述式の3段階になっている。
1つ1つ順番に合格しないとダメ。
(といっても、1年内に全部行われる)。
一次試験合格者・免除者のみが受験できる。
昔から「司法試験は難しい」と言われている「司法試験」とは、
おそらくこの二次試験ことだろう。
この旧司法試験は、2011年に廃止されることになっている。
厳密に言うと、2011年の試験は、2010年の口述式に不合格となった者に対する試験なので、実質的には2010年がラストチャンスになる。
(2010年の旧司法試験に合格した人は、神と呼ばれることでしょう。
合格者が非常に少ないと予想されている。)
以上が、旧司法試験の試験制度です。
もっと詳しく知りたい人は法務省のホームページで調べてください。
次回は、新司法試験について書きます。