歩いて貯めたポイントが地域の小学校に寄附できる? | 重冨たつや(地域政党あしたの川崎)公式ブログ

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来年度から始まる新規事業「健康ポイント事業」について、今週の健康福祉委員会で報告がありました。

 

歩数に応じてポイントが付与されるサービスはすでにたくさんありますが、今回の取り組みで付与されるポイントは学校への寄附にのみ使うことができます。

 

自分の健康のためだけではなく、地域の子どもたちのために歩くというコンセプトといえます。

 

こういった事業でまず心配になるのが「アプリを開発する」コストですが、今回については既存のアプリを改修する形を想定しています。

 

とはいえ「またアプリか」という気がしなくもないですが、既存の健康促進事業を廃止した上での取り組みということだったので、ひとまずは目くじら立てずに見守りたいと思っています。

 

さて制度の内容についてですが、以下の通りです。

 

①歩数に応じたポイントを獲得する

②貯まったポイントは小学校等を指定して寄附

③翌年度にその学校の運営費に加算される

④寄附ポイントに応じて賞品の抽選に応募できる

 

健康促進や健康ポイントといわれると高齢者というイメージが強いかもしれませんが、今回の取り組みは18歳以上が対象となっているので、

 

もしかしたらPTAや町内会、地域の企業などの新たな学校運営への協力の形としても成り立つかもしれません。

 

また歩きたくなる仕掛けとして「著名人と歩数を競う機能」や「企業の平均歩数を競うイベント」などをアプリ上などで行うことも検討されていますので、

 

うまく告知できればこれまでこういった取り組みに関心を持たなかった層の利用も期待できるのではないかと思います。

 

著名人というのがどなたなのかはこれから調整していくのだと思いますが、勝手に推測するのであれば、

 

フロンターレの選手や文化大使のEXILEのMATSUさん、SHISYAMOさんなどの歩数をアプリ上で確認できるというのは興味深い気がします。

 

問題となりそうなのは、学校への寄附にあてる財源についてですが、事業に賛同してくださる企業や個人からの協賛金などで賄いたいと考えているようですが、

 

これだけではなかなか難しいと思うので国の補助金などで活用可能なものがないのかについて確認中とのことでした。

 

また、今回の事業の大きなの特徴としては、実施期間を令和7年度末までとしている点があげられます。

 

行政の事業は終わり方を考えないで始められることが多いですが、この事業についてはひとまずの実施期間が具体的に示されています。

 

効果検証を踏まえて事業継続の判断をすることになりますので、効果検証に耐えうる情報を事業開始時に収集しておけるように注視していきたいと思います。

 

以上、健康ポイント事業についてでした。最後までお読みいただきありがとうございました。