

15回目のテーマは、
『小学校にしばらく通えていないけれど、進級・卒業できるの
』

です

結論から言うと、小学校や中学校に長く通えない場合でも、進級や卒業が認められるケースが多いです

法的には、
進級・卒業を認めるかどうかは、児童の「平素の成績」を評価して判断することになっています(学校教育法施行規則)

「平素の成績」の中には、もちろん出席日数も含まれますが、
そのほか、学力や不登校に至った事情など、さまざまな事情が総合的に考慮されます。
年齢によって学年が決まっている教育制度の中で、学年がずれるというのは、子どもにとって大きなこと

教育的に、進級や卒業を認めた方が良いとの判断がなされるケースが多いです

逆に、子どもや保護者が、「もう一度同じ学年をやり直して、きちんと勉強したい
」と主張した場合でも、

校長先生が進級・卒業と判断すれば、それを覆すのは難しいもの。
裁判でも、校長先生に広い裁量を認め、現場の教育的判断を尊重する傾向があります
