誉田哲也『アクセス』 | 弁護士みのりの 実りの季節
誉田哲也さんの『アクセス』を読みました
 
ネット世界の悪意がひとつのテーマになっている作品でした
 
 
 
ネットは匿名で意見や情報を発信できる世界
誰が発信したのか、一見分からないからこそ、無責任になり、やりたい放題になってしまいがちなのでしょう
 
 
ネットを使って現実の鬱憤を晴らそうというのか…現実世界では面と向かって言えないようなひどい書き込みも多いと言います
 
 
本人は、ネットの中だけのことと割りきり、大したことではないと思っているのかもしれませんが
 
実際、名誉毀損罪や侮辱罪などの犯罪が成立することもありますし、損害賠償責任が問題となるケースもあります
 
 
ネットは拡散効果があるので、そこでの誹謗中傷は、とても人を傷つけます
 
どんなときも相手の気持ちを考えること、自分の発言には責任を持つことが大切ですね