みなさまこんにちは。
あす5月18日は、「 5 」「 10 」「 8 」の語呂合わせで
「 ことばの日 」とされています。
「 負けないで 」「 揺れる想い 」をはじめとした
ZARDの名曲が
なぜ今なおここまで支持される理由とは何か。
改めて私なりに考えてみました。
「 負けないで 」は、高校で英語の教科書や
「 24時間テレビ 」など特別番組で放送され
今なお愛され続けています。
坂井 泉水さんの透明感がありながら
実は意外に力強く
それでいて押しつけがましさのない歌声。
そしてロックやソウルの要素も散りばめられており
当時としては斬新なメロディーライン。
そして何よりも坂井 泉水さんの単純なようで
精巧に選び抜かれた一つひとつの歌詞のフレーズが
楽曲としての完成度を高めていると思います。
「 ことば 」の配置や選び方も絶妙です。
ひとつの例をあげますと
「 負けないで もう少し 最後まで 走りぬけて ♪ 」
「 どんなに 離れてても 心は そばにいるわ
追いかけて 遥かな夢を ♫ 」
については
「 負けないで 最後まで 走りぬけて ♪ 」でも
意味は通用すると思いますが
そこに「 もう少し 」というワンフレーズがあることによって
応援する側の
「 がむしゃらにエール 」を送るだけではない
情緒的な部分が見事に引き出されています。
それでいて短いワンフレーズに
集約することでくどさを感じさせません。
さらに、「 ぬ 」の平仮名表記については
中学時代の陸上部短距離走を
意識されていたと思います。
より、 「 困難を乗り越える 」 強い意志を持って
当初の歌詞「 最後まで諦めないで 」を
「 最後まで走りぬけて 」 に
あえて平仮名に書き換え作詞されたのかなと
私なりに考えました。
生前、坂井 泉水さんはLIVEで
「 「 ことば 」を「 詩 」を大切にしてきました。 」と
FUNの方にメッセージを送られていました。
「 負けないで 」の歌詞にも
その一端がにじみ出ていると
私はそう思います。




