ドイツ人ってどうなの?と問われると、必ず日本人ってどうなの?と比較対象を明確にしなくては・・・と思うんです。
横道に逸れるけどスペインには4年半、そこで社会人になったわけではないので=いい思い出しかないのでドイツと比較するのは(無責任に)容易。
でもドイツと日本を比較するのは、ある意味、私の構成要素そのものを分解して吟味する、みたいで、あえて直視したくない気もするのです。
でも、もうドイツ生活に終止符を打った今、半分ホームランドになってると自覚する今、ドイツで生きて考えたことを書いておこうということです。やっとその時が来たかなーー
私はドイツに行きたくて行ったわけではありません。
なのになぜ?という話しは別の機会にお話しするとして、
どちらかというと几帳面でお堅くて厳しそうで、とても愛せそうにない国という印象だったですね。それに、ヒトラーと第二次大戦の暗い歴史、その国とファッショのイタリアと3国枢軸の片棒を担いだ日本、みたいなネガティブな刷り込みもありました。それにドイツ語、楽しい響きじゃないし~
ただ、自然科学や人文歴史、あらゆる学問でドイツはすごいと思っていました。
法学、哲学、物理や数学、建築や医学、社会学でも文学でも、クラシック音楽や前衛芸術にも及んで発信源であり、日本を含む世界中で影響を受けていない所はどこにもないではありませんか。そこがまた可愛くないと思わせる側面だったのかもしれません。
最初に持っていたウザイ感は、コンプレックスの裏返しだった!!
ドイツに暮らして、ドイツ人でない、もはや日本人とも言い難い私は、好き嫌いのどちらにも偏らず、自分軸をしっかり据えることがとても大事。合理的な指針そのものだと気づきましたね。どちらにも不公平な偏見を持たず、視野を広く持つためにーーー