私が35歳のときのこと。
当時は「結婚したい」という本気スイッチが入る直前でした。
懇意にしているお客様から、「息子を紹介したい」と言われました。
お客様「息子は東大だし、年下好きのあなたにぴったりだよ」
そもそもお客様から男性を紹介されることがないので、ノリノリの私。
私「そうなんですね。息子さん、おいくつなんですか?」←ここ一番重要
お客様「20歳だよ。まだ駒場だよ」
ふぁ!?!?
え、はたちの息子さんを私に紹介しようとしてるの!?まぁ、さすがに恋愛的な意味ではないだろう。
私「〇〇さん、私35歳ですよ」
お客様「そうだね。もし会ってみて良かったら、息子と交際してあげてほしい」
お客様は、真面目に私のパートナーとして紹介したいと言っていた。
私にはその感覚が理解できなかった。
子供ができる可能性が極めて低い女性と付き合って、万が一お互い本気になったらどうするのだろうか。
東大は女性が少ないけど、文IIIなら女性も多いし、同級生で探した方が良くない?
お客様「息子が東大に行くまでどれくらい投資したかは、君ならわかるはずだ」
私「はい、存じております」
お客様「息子と投資の話になったときにね、一番の投資先ってここだね!と息子が言ってたんだ。どこだかわかる?」
私「自分…ですか?」
お客様「そう!正解!こういうのがわかる感覚の女性じゃないとダメなんだ」
いや、みんなわかるでしょ
でもお客様の言う通り、一度会ってみることにした。(つづく)