明け方、夢を見ました。





夢から覚めても、




それもまた夢で、




今度こそ目が覚めたかと思ったら、




それもまた夢の中。





それはまるで、




重層的な夢の中を




眠りながら遊行したかのように。




層のように重なり合う夢を




次々に移動した。






早く目を覚ましたいので、




身体性を試着するかのように




自分にぴったりの体感を探した。





自分の身体性と感覚が一致したとき、




私は目を覚ました。



この体感、



この感覚、



これこそ私だと感じた。



夢の世界の宇宙船から戻ってきた。