重層的な夢明け方、夢を見ました。夢から覚めても、それもまた夢で、今度こそ目が覚めたかと思ったら、それもまた夢の中。それはまるで、重層的な夢の中を眠りながら遊行したかのように。層のように重なり合う夢を次々に移動した。早く目を覚ましたいので、身体性を試着するかのように自分にぴったりの体感を探した。自分の身体性と感覚が一致したとき、私は目を覚ました。この体感、この感覚、これこそ私だと感じた。夢の世界の宇宙船から戻ってきた。