スピリチュアルについて学び、実際に行動を重ねた。その結果、明らかに状況が変わってきた。
しかし、いよいよ好転し始めた頃に、なぜか頓挫した。元に戻った。変わりきれなかった。
そんなことはありませんか?
せっかく一時的に良くなったのに、なぜまた元に戻ってしまうのでしょうか?
実はそれには明確な理由があります。
それは、人間には恒常性があって、常に生理機能が一定に保たれる性質があります。
実はメンタルにもまた恒常性が働いているのです。
要は、変化は未知の領域であるから、心が潜在的に恐れを感じてしまうのです。
だから今の状態を保とうとする。
恒常性は、人間が自然界で生きていくためには、必要な機能だったんですね。
しかし物事には両面があるので、この恒常性も変化を妨げる一因になることがあります。
これが一時的に変わりかけても元に戻る理由の一つです。
そしてもう一つの理由は、
大きく変化する前には、良くなったり、元に戻ったりを繰り返しながら変わっていくからです。
冬から春に変わる時期をイメージしてみましょう。
温かく春の陽気の日もあれば、冬に逆戻りしたかのように寒い日もあります。
そんな日々を行ったり来たりしながら、最終的には春になります。
また春になっても、4月に雪が降ることがあるように、変わってからもひょっこり以前の癖が顔を出すこともあります。
変化もまたそれと同じです。
慣れ親しんだ方と新しい方を行ったりき来たりしながら、最終的にどちらかに戻るようにできています。
だから一時的に良くなって、また元に戻っても、大丈夫。それらを繰り返しながらも、大局的に見ると変化の前段階に入っているのです。