ドキュメント! 密着寒鰤漁

西風が吹き、海が荒れるほど獲れるといわれるブリ。
富山県の西北部、能登半島の東の付け根に位置する氷見市。ここでは、古くから富山湾の地形を生かした漁業が行われています。富山湾は沿岸部から急勾配に深くなり、水深は１０００ｍ以上になります。
この斜面を「深け」といい、魚たちは深けから大陸棚に向かって浮上するため、深け際は格好の漁場となります。そこで、その深け際に大小４０余りの定置網が設置されているのです。
　
午前３時。それぞれの船に漁師が集まり、いよいよ出発です。
沖合約三キロにある大型定置網へ向かいます。
走ること３０分、定置網に到着。定置網漁は、４艘の船が連携して、魚を奥の網へと追い詰めて行くのです。
網を引き上げ始めてから30分、いよいよ漁師達のかけ声とともに網起こしが始まります。


しかしここで問題が・・・・・
ドキュメンタリー番組は、タイミング良く取材相手に声を掛けて、臨場感溢れ
るコメントを聞き出す事が番組の醍醐味！
ところが、漁師のみなさんのかわす会話の方言があまりに強く、一体何を話しているのか
チンプンカンプン　これには参りました。（笑い）

網の中で追いつめられたブリが、激しい水しぶきがあげています。
そのブリを、大きなたもですくい上げ、氷水の入った船倉に素早く移していきます。
これこそ氷見のブリが美味しい理由。ブリを瞬時に仮死状態にして鮮度を保つ。氷見の漁師たちの間で長年受け継がれてきた業です。船倉に200匹あまりのブリを積んで、氷見漁港を目指します。
午前６時，氷見漁港に到着。氷水で活き締めにされたブリが、水揚げされ、競
りが始まりました。

最期までお読みいただきありがとうございました。