いやーびっくり!
というかうっかり。

この記事、先月半ばには書き終えていたにもかかわらず、アップがこんな時期に。
夏の舞台のレポなのに、季節は冬になるとこでした。



そして、嬉しいびっくりニュースもありましたね。
今年もけいちゃんのバースデーライブ開催!!
テンション上がりまくりです!


実は、先月の『眠れる森の美女』の握手の時、けいちゃんに聞いてみたりしたのです。
「今年はバースデーライブやらないのですか?」と。

白の妖精さんとの握手で、それは場違いだろうと。
ファンの皆さんにはお叱りを受けてしまうかもしれませんが。
思わず、口から出てしまっていました。
けいちゃんにも、ごめんなさいですね。


そして、その時のけいちゃんの答えは、
「やりたいと思ってる」
でした。

やりたいけど、どうなるかなぁ?
って表情だったので、
あぁ、まだ何も決まっていないのだなぁと。
今年はもしかしたら・・・という覚悟も少し。
でも、期待は捨てられずに静観していました。


どのような形で開催するのか。
今、これを書いている時点では詳細がわかりませんが。
ライブが開催される!
この事実だけで、年末まで頑張る力、もらえますよね。

けいちゃんが今月末には詳細が発表されるようなこと書いていましたので。
ウキウキ待っています。





さて。
では、この記事の本題、レポへと移りたいと思います。

今回は舞台『旅立ち~足寄より~』。
保田圭ちゃんの今年4本目、通算28本目となる作品です。


足寄(あしょろ)。
これ最初読めませんでした(恥)

この作品の原作者であり、主役の三浦祐太朗さん演じる「松山千春」さん。
彼の出身地だそうです。




会場は草月ホール。
ここも初めて聞く名前で。
洒落たビルの地下ホールでした。

ロビーは広いのですが、ホール自体は思ったよりもこじんまり。
後方の席でもわりとよく見えます。
客席は横に広いのですが、ステージとの距離感は小劇場並み。
そして何より、ステージがとても狭く感じました。





この作品、舞台作品としては正直がっかりでした。

映像作品のように作られています。
場面転換が多く、ブツブツと芝居が切られ集中して観ていられない。
暗転時もバタバタとしているので、すぐ素に戻される。
そして映像を多用し過ぎているのです。

2時間の上演時間ではありますが、半分以上の時間は、スクリーンに映し出される映像を見ていたように思います。
映像は、足寄の風景のみのものから、舞台と同じ出演者が、演技をしているものまで。
かなりの量を映像で進めていました。


この映像自体は悪くありません。
北海道の雄大な自然は素晴らしいです。
映画のようなキレイな映像も良かったです。

ただ、自分は映像を観に行ったつもりはなく、役者さんや作品から発せられる生の熱を感じに劇場まで行ったのです。
正直、物足りないと思いました。
演技も残念な役者さんが結構いるので、これで七千円は高いとすら思いました。





と、残念な部分だけ書いていてもテンションが下がる一方なので、他の感想を。


主演の三浦祐太朗くんは初舞台。
慣れないこともたくさんあったと思います。
緊張も見て取れました。

でも、わりといい芝居をしていたと思います。
特に、本業である歌は良かったですね。
劇中歌でもあるソロデビュー曲、CD買おうかと思いました。



その三浦くんとけいちゃんの父親役だったのが杉田二郎さん。
けいちゃんにとっては歌手として、そして、事務所の大先輩でもあります。

杉田さんも初舞台。
たぶん、長い芸能生活、役者仕事はしてこなかったのだと思います。
今後も・・・おすすめはしません。
大変失礼なことを承知で書いていますが、芝居は・・・。

舞台上で杉田さんとセリフを交わすのは、風間トオルさんとけいちゃんだけ。
この2人だからどうにかなったのだと思います。
芝居のリズムや間、調整しながら上手く杉田さんをリードしていたように見えました。



その風間トオルさん。
今回はそういう、芝居に不慣れと思われる相手との絡みが多く、かなり大変だったと思います。

そして、三浦くんはわりと上手いとは言え、初舞台で座長。
彼の不安やプレッシャー、一番近くで見て、支えていたのでしょう。
役の竹田ディレクターと同じように、三浦くんをずっとサポートしていたのだと思います。
カーテンコールの2人の様子を見ていて、役と重なりました。


風間さんの演じる竹田ディレクターは松山千春さんを見いだし、育てた方。
物語は、2人の出会いから別れが描かれています。
若くして突然この世を去ってしまった竹田さん。
あの突然過ぎる悲しい別れには、こみ上げてくるものがありました。




そして我らがけいちゃん。
三浦くん演じる松山千春さんのお姉さんです。
本人も言っていましまが、けいちゃんが実在の人物を演じるのは初めてでしたね。


ただ、超有名な松山千春さんを演じる三浦くんと、一般人であるそのお姉さんを演じるけいちゃん。
ちょっとニュアンスが違います。

その実在の人物の姿を誰もが想像でき、頭の片隅に置いて観ているのと。
ほとんどの人がその姿を知らない人物を観ているのとでは。


それだけ、三浦くんは制限されますし、求められるものも細かくなったのではないかと思います。
松山さん独特のギターの弾き方も、独学で研究してオーディションに臨んだそうです。

逆にけいちゃんは、普通に与えられている役と同じように、台本から掘り下げていける。
なので、新たな挑戦という感じにはなりませんでした。

いつか、誰もが知っている人物を演じるけいちゃんも観てみたいですね。
どう役作りするのか、楽しみです。



けいちゃんがその三浦くんとセリフを交わすのは、映像の中だけです。
ちょっと口うるさいしっかり者の姉と、ぶっきらぼうだけど家族思いの弟。
そんな印象です。


ベタベタ仲がいいわけでもなく、険悪な仲でもない。
どこにでもいそうな普通の姉弟像で。
姉の顔をしているけいちゃんはほんわかしていました。

けいちゃんも2人姉弟の姉ですからね。
実の弟さんと話すときはあんな感じなのかな?と思ったりもしました。


舞台上でも、出演場面はワンシーンのみ。
父親役、杉田さんとの父娘の会話。
口うるさい娘と無口な父親。

杉田さんのセリフのリズムにハラハラしましたが、けいちゃん上手くフォローしていたなぁと思います。
父娘で千春のことを思いながら話す、あたたかなシーンでした。




けいちゃん出演シーンは、映像の三浦くんとのシーンと、舞台上での杉田さんとのシーンのみ。
出番が少ないことはみなさん予想通りでしょう。
自分もそこには何の驚きもありませんでした。
少ない出番ではありましたが、自分の役割は果たせていたと思います。







北海道の美しい自然の映像。
三浦くんのすっと耳に入る歌声。
風間さんとけいちゃんの安定感。
多くはありませんが、見どころはありました。