ご無沙汰致しております。
気が付けば2012年も4ヶ月が過ぎようとしている今日この頃。
みなさまお元気でしょうか?

前回の更新が2011年の最終日(汗)
放置し過ぎのこの状況に自分で呆れています。


特に何があったわけでもなく。
もちろん、けいちゃんファンをやめたわけでもありません。

2月の舞台も観に行きました。
3月の武道館も行きました。
来月の舞台も楽しみにしています。



ただ少し、たくさん更新しようとすることへの熱が落ち着いてきている・・・
そんな感じでしょうか?


そんなわけで、たまに【なう】を書いてみたりしていたものの、ブログを更新するのは久しぶりになってしまいました。
放置し過ぎていると、どのタイミングで書き始めていいか戸惑うものですね(笑)

でも、もともと大したこと書いていないこのブログですし。
何の意味もないこのタイミングで書くのもありかと。

とりあえず、けいちゃんの次の作品。
大人の麦茶 第十九杯目『B・B~bumpy buddy~』を観る前に、上げることが出来て良かった。
という自己満足な感じです。





では、いつもの駄文レポへ。
今回はけいちゃんの2012年1本目。
女優保田圭、通算25作品目の作品『更地6』です。

2月に上演されたこの作品。
もう今更過ぎだろうというお声もあると思いますが。
いつも通り、自分の観劇記念、記録用として残しておきたいと思います。



この作品はコント作品。
前回の『更地5』をレポにしたのと同じように、自分の駄文レポでは笑えることはないと思います。

どんなストーリーだったのか?
けいちゃんはどんな役だったのか?
そのあたりを何となく知る。
ご覧頂ける方には、そんなゆるい感じで読み進めてもらえればと思います。




12本の作品からなるこの舞台。
1話ずつ書いてみます。



1.『戦場アイテム』
舞台は激戦の地。男らしいと部下に一目置かれる隊長(江端英久)。敵の猛攻撃に負傷した隊長は、気持ちを高めるものを持ってきてくれと兵士(ラサール石井、島崎宣海)に要求する。
ただ、その要求がちょっとオカシイ・・・。脂取り紙、リップクリームは何となく受入れたものの、ファンデーション??戸惑う兵士2人。さらに、プラダのポーチにシースルーのワンピ???それがサマンサのトートバッグに入っているから と。どんどんオネエが。
男らしいハズの隊長のイメージが崩れ混乱する兵士の島崎さん。「現実から目を逸らすな」とラサールさんのパンチ。
徐々に見えてきた敵陣営。途端に突入をやめると言い出す隊長。
「イケメンがいない」とニヤッと笑う江端さんが最高でした。



2.『歯科助手1』
歯科助手の仕事は大変だから鍛えなくてはとストレッチをする先輩(なしお成)後輩(四條久美子)。「1,2,3,4・・・」の掛け声はすごいが、どうみてもラクな姿勢。
そこへやってきた院長(ラサール石井)と院長婦人(保田圭)。奥様がたまたま出席したセレブパーティー。そこで知り合ったセレブが来院することになったと。病院の評判の為に、粗相のないようにと言い残し、去っていくバカップル夫婦。
助手達はセレブに気に入られようとシュミレーション。新人(安藤彩華)が先輩2人に振り回される。



3.『先取り銀行』
一世一代の大勝負と気合みなぎる銀行強盗(坂本岳大)。でも、慣れないせいかシドロモドロ。逆に、銀行側の支店長(ラサール石井)と行員(浅井星光)がリード。その状況に、テンションの落ちる強盗。
カッコよく強盗したい犯人と、強盗に入られてこそ銀行としての価値があると考える支店長。段取り良く強盗をさせてあげようとする銀行側のおかしなサービスに、やる気を奪われる強盗。支店長に励まされ、再挑戦することになる。
一度銀行を出て、やり直そうとしたその時、隣の店の壺を割ってしまう強盗。最後まで残念な人。



4.『OGパーティー』
高校教師(坂本あきら)のパーティー。昔の教え子の後藤(保田圭)、関(四條久美子)、大林(なしお成)から恩師と慕われている。その姿を見ていた教頭(大森ヒロシ)に「そろそろ管理職へ」と打診され、喜ぶ教師。
昔の思い出を語る教え子たち。一人では何も出来ないと気弱だった後藤には、一人でスピーチさせる強さを。何ごとも諦めやすく、長続きしない関には、根気強さを。おとなしかった大林には、欲しいものは自分で手に入れる強い気持ちを。教え、人生の転機を与えてきた教師。
教育熱心で人望がある、教師の鑑と思われた矢先、後藤と関の言動がおかしい。「飲み物を持って来ようか?」という大林の気遣いに、「自分でやるから!!」と全力で答える後藤。一方パーティーの料理を我先にと食べ干す関。国家公務員になったはずの関は、夢を諦めきれず仕事を辞めてバンド活動。食費も無いため、こういう場で食いつないでいると。でも、結婚はしたという関に喜ぶ教師。だが、その相手は諦めずに手に入れた後藤の元カレ・・・。人里離れた山奥で、誰にも頼らず、一人で生活しているという後藤。「ノイローゼなんじゃ・・・?」と心配する教師。影響力の凄さに、だんだん引き気味の教頭。管理職への打診が、事務職への打診に。
大林は気の利く素敵な女性に?と思いきや。みんなの為に外に買出しに行ったと思われた大林。それは“盗り”に行ったようで。見つかって自転車を盗んで逃走。パーティー会場からその姿を追う4人。説得するか引退するかを教頭に問われた教師。
うなだれる坂本さんが可哀想で可愛くもありました。

このコント、「自分でやるから!!」のけいちゃんのセリフがスパーンと響き渡ってびくっとします。
そして真顔が怖いです(笑)



5.『だったら警備しないで』
アイドル現場。真面目そうな警備員(江端英久)と話す美人マネージャー(安藤彩華)。ちょっと嬉しそうな警備員は自分をアピール。
そこにやってきた強面のファン(島崎宣海)がアイドルに会わせろと強引に中へ入ろうとする。カッコ良いところを見せたい警備員は・・・あっけなくやられてしまい、反対にカッコ良く倒してしまうマネージャー。ファンの兄貴分、親衛隊長(大森ヒロシ)も参戦。マネージャーと互角に戦う。か弱いハズのアイドル(浅井星光)も強すぎる。4人でバリバリのアクション。
ラストは「なんてったてアイドル」をキレキレで踊って終了。



6.『歯科助手2』
『歯科助手1』の続き。セレブが来るシュミレーションをする歯科助手(なしお成・四條久美子・安藤彩華)の3人と奥様(保田圭)。奥様、張り切ってセレブ役をしてみるものの、根っからの庶民なのでなかなかなりきれない。高額スリッパにもったいないとブツブツ。「セレブはわがまま」と考え、わがままを言ってみようにも、まったく思いつかない奥様。
診察時間外のその時間、やってきた3人の客(江端英久・坂本岳大・島崎宣海)。そのわがままを目の当たりにし、教えを請う。わがままを凄いことのように、カッコつけて偉そうに語る3人。なるほどと勉強したその矢先。セレブ(浅井星光)来院。
うんっ?セレブ??マイスリッパに時間潰し用の雑誌まで持参したセレブ。超庶民的なその人は、奥様と同じ、ちょっと行ってみたくてセレブパーティーに参加した町の貴金属店の奥様でした。



7.『謙遜市場』
魚市場で店を出す兄(ラサール石井)と弟(大森ヒロシ)。声を張って威勢はいいが、ちょっとおかしい。
「いらっしゃい!なんてそんな」「めっそうもない」とか。謙遜こそ日本人の美徳と考える兄弟。「○○○なんてそんな」が口癖。「活きがいいなんてそんな」と謙遜の度が超えている。
お客さんが来ないことを、謙遜が足りないからだと嘆く兄。よその店のマネをして、強気に攻めてみたものの、売れそうになったとたん、謙遜しすぎて売ることが出来ず。

ラサールさんと大森さんのテンポのいい掛け合いに笑いっぱなしでした。



8.『豆とSP』
前回の『更地5』のときもありましたね。SPは、ずっと続いているシリーズらしいです。
豆を投げつけられていたおじさん(坂本あきら)を守ったSPの江尻(江端英久)と梶山(坂本岳大)。ところが、父親が知らない人に連れて行かれたと娘(保田圭)から通報を受けたSP西田(大森ヒロシ)。節分の豆まきをしていた親子を勘違いして保護してしまったSPたち。お詫びにと、豆まきを警護することに。
鬼役の父親に投げられようとする豆。とっさにその豆から警護しようとしてしまうSP。厳戒態勢の豆まきに戸惑う父娘。
父娘の豆まきを見ながら、幼い頃から憧れてきた豆まきについて語る西田。BGMをつける江尻。それにハモる梶山。話を聞いた娘が、豆を西田に譲る。
念願の、豆まきをする西田・・・だったが、結局、江尻と梶山が警護してしまい叶わず。



9.『タップ』
離婚調停中の夫婦(ラサール石井・浅井星光)。よりを戻したいことを伝えられない夫は、「タップを踏めば言いたいことが言えるようになる」と、タップを踏む男(大森ヒロシ)に言われ、始めは乗り気じゃなかったが、少しずつ上達。
そこに表れた男の師匠であるタップマン(坂本あきら)。ごにょごにょと何を言っているかわからないタップマンも、タップを踏んだ直後は見事なカツゼツに。タップマンから直々に習い、メキメキ上達する。
調停の日、見事タップを踏み、妻に本当の気持ちを伝えた夫。ところが、妻もタップを。夫に気持ちを伝えたかった妻もまた、タップ男から習っていたという。うまくいったと思いきや・・・。妻はタップ男に気持ちが動いてしまったと。

みなさんのタップダンス、特に坂本さんが凄かったです。
ラサールさんと坂本さんのやり取りがもう爆笑で。
天然のようにみせている坂本さん、2回目観ても大筋は変えていないので計算なんだなぁと。



10.『バレンタイン』
バレンタインデーに告白をしようと考えている後輩(保田圭)。上手くいくようにアドバイスを貰おうと世話好きの友人(なしお成)に誘われ、先輩(四條久美子)の元へ。先輩は、自分の彼氏“カズヤ”のことを例に答える。
「和也はチョコ好きだけど、あなたの相手は?」「チョコ好きです」
「和也は○○○好きだけど・・・」「好きです」
「和也は○○○好きだけど・・・」「今、好きだって知りました」
あれ?あれ??ってなってくる友人。違うよね?気のせいだよね??と思ってみたものの、やっぱり後輩の告白相手は和也。
そんなことも知らず、一生懸命アドバイスするマヌケな先輩・・・と思いきや、先輩は気付いていたようで。もう和也はいらないってことらしく。
一人焦ったり慌てたりして振り回されていた友人の「解散!!」という声がスパッと気持ちよかったです。

けいちゃんファン的には見所たくさんありましたね。
四條さんの語る和也の好みに合わせるべく、けいちゃんがどんどん違うキャラを見せてくれるのが楽しかったです。
特に、「ねぇ和也さーん、にゃんじゃタウンに連れてってよぉ」の甘えた声が可愛すぎてヤバくて。
猫手つきの首かしげポーズってもう反則です(笑)

けいちゃんと四條さんの会話のテンポが良くて。
そこに的確に入るなしおさんのツッコミが流石で。
このコント、かなり好きでした。




11.『無銭飲食』
無銭飲食をしたおじいさん(坂本あきら)は、店員(大森ヒロシ)につかまり平謝り。反省しているなら今回は許しますよという店員に残念そう。あまりにあっさりな対応に食いついていく。
家族に連絡されるのはダメ。でも、このまま帰されるのもイヤ。かまって欲しいおじいさんにうんざりな店員。
娘は武道館で歌っている歌手で、AKB48の大島優子に似ているとか。
そこに娘(なしお成)登場。出オチ?で終了。

坂本さんと大森さんの名コンビ、大爆笑です。



12.『エピローグ』
『バレンタイン』の3人、先輩(四條久美子)、後輩(保田圭)、世話好きの友人(なしお成)が、大先輩(浅井星光)、モデル(安藤彩華)、男(江端英久)と占いへ。カスタネット占い師(ラサール石井)の答えはなかなかでてこない。
和也と付き合ったものの、すぐ振られてしまったという後輩。大先輩、モデル、男・・・も!?数ヶ月しか続かなかったという。
そこにやってきたウエイター(島崎宣海)も占い師。世話好きの友人に、「告白を受ける」と予言。
そこに颯爽と登場した和也(坂本岳大)。和也の思い人こそ、この世話好きの友人。幸せそうな2人を祝福して終了。

ラサールさんのギラギラ衣装、大森さんがブログでご自身で買ってきて下さったと書いていたものでしょうか?
インチキくさい感じが出てました(笑)
岳大さんが今日イチの二枚目キャラで、ここまで二枚目なこと忘れてました(笑)
江端さんがここでもそういうキャラで(笑)



という、以上12本のコントでした。



今回もたくさん笑って楽しませて頂きました。
チケットはあっという間に売れてしまい、若干出していたという当日券も売り切れでお断りになってしまった回もあったようですね。
劇場はシアター711なので100名入らないくらいの小さい会場なのですが、その小さな箱ならではの空気が良かったりします。
大森さんも、更地シリーズは劇場のキャパを変える気はないようですしね。


大森さんや坂本あきらさんといったベテランには休む間もなく笑わせてもらえます。
更地シリーズ2回目となるけいちゃんも、間とか声の張り方とか、さらに上手くなっていると思います。
たくさん笑わせてもらえました。
また更地シリーズにお声がかかると嬉しいなと思います。



終演後、まだお客さんがいる中、普通に客席に入ってくるけいちゃん。
こういうのだいぶ慣れましたが、話しかけたりとかはできない自分です。
目が合った時「ありがとうございました」とは言ってもらえました。
この素に近いけいちゃんが激可愛かったりします。





キャストの皆さん
スタッフの皆さん
そしてそして、けいちゃん
今回も楽しい時間をありがとうございました。