観劇レポ、6回目は、保田圭ちゃん出演、劇団ファントマの「楊貴妃の漢方薬」です。
関西の劇団ファントマさんの公演で、けいちゃんは客演でした。



この作品、劇場で観たときはまあまあかなと思ったのですが、DVDで何度か見るうちにどんどん理解が深まっていきました。


物語としては楊貴妃の一代記で、
漢方によって普通の娘が妃になり、
もてはやされ、
そして時代と共に落ちていく。

わかりやすく、しっかりしたストーリーです。


舞台装飾も凝っているし、何より昭明の使い方がカッコ良くて演技以外のところにも見所がありました。


ファントマの看板女優あわさんが楊貴妃です。声が低くてかなりセクシーです。
劇団主宰のえん魔さんとあわさんの掛け合いが面白いんですが、二人とも声が低いので、劇場では若干わかりづらい感じがしました。


また、客演の坊主の人が面白い!小ネタに笑ってしまいました。





けいちゃんは皇帝の亡くなった妻ということで、また幽霊役ですが、紫の衣装がめちゃくちゃ似合って可愛かったです。


前半はコミカルなシーンが多く、珍しく気性の荒い役を演じていました。
皇帝に文句タラタラだったり、怒ったり忙しいです。


でも、けいちゃんのラストシーン、民衆に追われる皇帝を助けようとする演技は、けいちゃん演じる武恵妃の愛を感じて目頭が熱くなりました。





この作品はDVDになっています。
何回か繰り返し見るとより面白いのではないかと思う作品です。