観劇レポをまとめたいと以前書きましたが、始めてみようと思います。
一素人の戯言ですので、読まれる方がもしいらっしゃったら、寛容な目で眺めて頂きたいです。



古い順ということで、保田圭さんモーニング娘。卒業後初舞台「羅生門」から。


確かサブタイトルは女たちのまぼろしだったでしょうか?
大女優浅丘ルリ子さん主演で、仲村トオルさん、原田美枝子さん、富田靖子さんといったすごいメンバーの中に、けいちゃんは居ました。
けいちゃんは浅丘さんらカッパ四姉妹の末妹で、元気で天真爛漫の明るい役です。
芥川龍之介作品「羅生門」「地獄変」「蜘蛛の糸」などが次々とカッパたちによって演じられ、その世界に引きずり込まれた仲村さんの苦悩や葛藤、そして再生が物語の軸だったと思います。
舞台初挑戦という仲村トオルさんですが、さすがの演技で、苦しみぬく姿は痛々しいほどでした。
その他、テレビでお馴染みの役者さんたちも輝いていました。



そして・・・
舞台観るまでは正直不安だったんです。娘を卒業して約半年、お芝居経験のほとんどないけいちゃんがベテランの役者さん達に囲まれてちゃんとできるのかと。
でもその心配は幕が開いてすぐに解消されました。
一舞台ファンの人間として、いくらファンでも簡単には、すごく上手だったなんてことを軽々しく言いません。
けれど、けいちゃんはあの豪華なキャストに囲まれ、日生劇場という大舞台に立っても違和感なくとけこんでいました。まだ荒削りな感じはしましたが、見劣りすることなく演じきっていました。
舞台中にお芝居をし、何役もこなすことになるのですが、カッパとカッパが演じている役の切り替えがよくできていました。


あの日の、保田圭やるなぁという感情は今でも忘れません。
これからの女優業に期待が持て、ワクワクしたことを覚えています。



この舞台はNHKで放送されました。もしかしたらいつかまた皆さんの目にふれる日が来るかもしれません。